もはや日常的なコミュニケーション手段となったLINE。同サービスの「スタンプ」は、言葉では伝えられない感情の機微を表現する手段として重宝され、サービスの象徴ともなっています。そんなLINEスタンプにおいて、2016年に「72歳のおじいちゃんがつくったスタンプ」が大きな話題に。 なぜか工事現場や団塊の世代がモチーフになっているという内容や絵柄も強烈だったのですが、なんと制作に使われたのが、ビジネスシーンに欠かせない表計算ソフトとして知られる「Excel」ということも大きな驚きをもって迎えられました。先日は77歳の緻密なエクセルアート職人、堀内辰男さんを取材しましたが、今回は73歳のLINEスタンプ職人である田澤誠司さんにインタビューを行いました。 絵を描くツールとしてExcelを選んだ理由は「シェア」 ――仕事でWindows 95を触ったときに「これからパソコンの時代が来る」と感じたそうで