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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/aureliano (9)

  • 音楽業界はなぜ縮小したか? - ハックルベリーに会いに行く

    音楽業界はなぜ縮小したか? を文系的に考察する。 「生活必需品としての価値の下落」音楽業界が産業として最も大きくなったのは(最も売上が高かったのは)1990年代半ばから後半にかけてとのことで、その当時ぼくは20代の若者だった。その頃のぼくの気分というものを振り返ると、CDを買って聞いていないと、ちょっと人間関係的にヤバいなぁみたいな雰囲気があった。というのも、一つには「つき合いのカラオケ」というのがあった。ぼくは特段カラオケが好きというわけではなかったが、仕事のつき合いでも、あるいはプライベートの合コンなどでも、カラオケに行く機会はよくあった。だから、そこで歌うための歌を仕込んでおく必要があった。そしてそれは、できれば流行りの歌が良かった。最新ヒットチャートを賑わしている歌を歌えば、周囲の評価が高かったからだ。だから、カラオケで歌うためのヒット曲のCDをよく買った。その頃に買ったのは、猿岩

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    imore 2012/06/24
  • EE男の山口くんはお笑い界のライオネル・リッチーになるだろう - ハックルベリーに会いに行く

    2010年、日のお笑いは、かつてない芳醇な時代の幕開けを迎える。それは、音楽でいえば1960年から1970年にかけてのような時代だ。最近、西寺郷太さんという人の『マイケル・ジャクソン』というを読んだ。 マイケル・ジャクソン (講談社現代新書)作者: 西寺郷太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/03/18メディア: 新書購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (16件) を見る これがかなり面白かった。これを読んで、ぼくがなんでこれほどまでにマイケル・ジャクソンが好きなのか(参考:『THIS IS IT』の考察)をあらためて知ることができた。それは、一言で言えばマイケルの「来対立するような複数の価値を横断できる矛盾性」にある。例えばマイケルは、すぐれたアーティストであるのと同等かそれ以上にすぐれたプロデューサーだった。また、家族やスタッフに対してはやさしさだけでな

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    imore 2010/03/27
  • 自分のことを誰よりも分かってないのは自分自身 - ハックルベリーに会いに行く

    今回も、ぼくが講師を務めているワタナベコメディスクールでの話をします。 「人に何かを教えることは、最大の学びでもある」とよく言われるけれども、ぼくの場合も、それがぴったり当てはまる。ワタナベコメディスクールで、プロのお笑い芸人を目指す生徒たちに「お笑いとは何か?」について教えていると、その過程で、当に色んなことを、逆に学ばせてもらっている。先日も、とある生徒からものすごいことを教わった。それは、自分自身でも非常に大きな学びとなったので、ここにあらためて書き記し、みなさんにもご紹介したい。 ぼくがワタナベコメディスクールの生徒から教わったこと――それは、「人間は、結局自分のことが一番分かってない」ということだ。クラスに、とあるコンビを組んでいる生徒たちがいた。彼らはともに表現方法に問題を抱えていて、一人は滑舌が悪く、一人は声が小さかった。そこで、個人面談をした折に、それぞれに向かって「きみ

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    imore 2010/02/04
  • インテリアに圧倒的に一人勝ちし快適な住空間を手に入れるための7つステップ

    都会に暮らしているとそれはもう部屋が狭いケースは圧倒的に多い。その上、やらなければいけない仕事、読まなければならない、見なければいけない映画べなければいけないべ物の集積などで、部屋の中には物が溢れ出してくる。それはもう、あっという間に溢れ出してくる。結果、ただでさえ狭い部屋が以前にも増して狭くなり、とてもではないが気持ち良い部屋とは言えなくなる。快適空間からはほど遠くなる。家に帰りたくなくなる。ましてや友だちを呼ぶなどとはもってのほかだ。 そういう状況を何とか打破したい。1日のうち実に約50%の12時間を過ごすと言われ、その結果人生において欠かすことのできない「自分の部屋」というものを、何とか快適にして、人生そのものも快適にしたい。そういう人たちにおくる、インテリアに圧倒的に一人勝ちして、快適な住空間を手に入れ、人生までをも快適にしてしまおうという7つのステップが、以下に紹介するT

  • 映画を体系的に理解するための7作品 - ハックルベリーに会いに行く

    はじめに最近クリエイター志望の若者と話す機会が多いのだけれど、そこで気づかされるのは、彼らの中に過去の映画(特に80年代以前の作品)を見たことのあるという人が、驚くほど少ないことだ。例えば「キューブリックをどう思う?」と聞くと、「キューブリックって誰ですか?」という答えが返ってくる。「デ・ニーロの映画で何が一番好き?」と聞くと、「見たことがありません」と言われてしまう。「ではきみは、昔の映画を見たことがあるの?」と聞くと、たいていが「テレビでやっていたものくらいなら……」という答えしか返ってこない。 今の若い人の間では、映画を体系的にとらえようという人は少ないようだ。見るのは専ら近年の話題作ばかりで、歴史を辿ってみたり、系譜をひもといてジャンルごと理解しようとする人はほとんどいない。これは、ちょっと由々しき問題だと思わされた。映画は、もう長いこと(20世紀の早い時期から)エンターテインメン

  • ブログの書き方を忘れてしまった - ハックルベリーに会いに行く

    長いこと書かないでいるとブログの書き方を忘れてしまいました。なので今日はよしなしことについて思うままに少し書いてみます。 ネタがないわけではないのです。この前(もうだいぶ以前)このブログにもよく登場するMくんが、突然Yahoo!ニュースに出ていてびっくりしました。なんと彼は大枚をはたいてお台場に立っていたガンダムの目の高さにまでクレーンで上がったそうです。ぼくはそのことを全く知らなくて当にびっくりしました。美濃部達宏くんというのですけれど、例の渋谷にアムウェイの人のよく集まるカフェがあることを教えてくれた彼です。彼とはもう十年以上のつき合いになり、かつてはよく清水坂下にあった神戸らんぷ亭に行って一緒に牛丼をべに行った仲だったのだけれど、まさかガンダムにあれほどの情熱を持った人だとは知らなかった。ちなみに彼もはてなで日記を書いているそうです。そんな彼にもしぼくが一言アドバイスできるとした

    imore
    imore 2009/09/09
  • もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら - ハックルベリーに会いに行く

    はじまりもし高校野球の女子マネージャー(名前は仮にみなみちゃんとしよう)が、ドラッカーの「マネジメント」を読んだら、彼女はきっと驚くだろうな。なぜなら、そこには彼女が所属する野球部と、彼女自身のことが書いてあるからだ。「マネジメントなしに組織はない」「マネジメントは企業だけのものではない」「マネジャーをしてマネジャーたらしめるものは、成果への貢献という責務である」 「所属する野球部に何とか成果を出させたい。そのためには自分に何かできることをしたい」そう考えていたみなみちゃんは、このが「自分のために書かれたもの」であることを確信する。だから以降、そこに書かれていることを脇目も振らず実践するようになる。 野球部におけるマネジメントの役割みなみちゃんは、「マネジメント」を読み進める。するとドラッカーは、マネジメントには三つの役割があると説く。そこでみなみちゃんは、それらについて一つ一つ自分に当

  • 英語に圧倒的に一人勝ちする7つの言い回し - ハックルベリーに会いに行く

    英語というのはぼくはほとんど喋れないのだが、ぼくの友人英語に圧倒的に一人勝ちしている人がいる。彼は、なんでも行く先々で「お前はおれが会った日人の中で一番英語が上手いな」といつも言われるのだそうだ。しかし彼の英語は、確かに威勢と度胸は良いのだが、単語をそんなに知っているわけでもないし、発音だって日英語丸出しだ。彼自身もそれを自覚していて、だからなんで自分がそんなに上手い上手いと言われるのか、長いあいだ疑問だったのだそうである。 そんなある時、この日も初めて出会った人に「お前の英語は最高だな」と言われたもので、とうとうなんでそう思うのかを聞いてみた。すると、その答がふるっていた。なんでも、彼の英語は、聞けば一発で日人と分かるたどたどしいものなのに、実に気持ち良くコミュニケーションできるのだそうである。その人に言わせると「日人というのは、英語が分からないとたいていはにかんだような笑顔

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    imore 2009/08/29
  • パワーポイントで作る企画書のデザインを美しくみせるための7つのポイント - ハックルベリーに会いに行く

    はじめにパワーポイントというのは、今や企画書作成用ツールとしてビジネスになくてはならない存在になった感があります。ぼく自身も、業は企画者なので、これまで数え切れないくらいの企画書をパワーポイントで書いてきました。そんな中で、最も気をつけ、また力を入れてきたのが「デザイン」でした。内容もさることながら、見た目の美しさや、読んでみたくなるような構成・演出、読みやすさなどに、何よりこだわってきました。なぜかといえば、企画書というのは、多くの場合、まず手に取ってもらうまでに大きなハードルがあるからです。その次に、実際に見て読んでもらうまでにまた大きなハードルがあります。 企画書というのは、書いたら必ず読まれるというものではありません。むしろ多くの企画書は、ほとんど読まれない運命にあります。なぜかといえば、企画書というのはたいていいくつも提出されるからです。一つの案件に対し、10個も20個も提出さ

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