生産性を高め,効率も上がったがために,余計に仕事が増えて忙しくなることもあります。今回は,具体的に「本社・管理系業務」と「開発・設計系業務」の2つを例に,業務改善のヒントをお伝えします。 生産性を高め,効率化したら余計に忙しく? 直接部門,間接部門に関わらず,経営者からは「生産性を高めろ!」「もっと効率的に仕事をしろ!」と言われるのは,昔も今も変わりません。言われ続ける現場の身としては,「これ以上,どう効率化しろと言うのか?」と喉元まで出かかった声をグッと堪えることもあるでしょう。 現在はIT化も進み,業務そのものは情報システムの恩恵にあやかって,システム的には効率化は進んでいます。その一方で,システムで解決できない仕事はむしろ増えてきています。「人間が頭を使い・考え・判断し・行動する」部分は,決してシステムではできないことです。 業務改善は,ミス・トラブルなどの後追い的な仕事をなくす
業務改善リーダー ここで言う“リーダー”は,“責任者”でも呼び名は何でもいいのです。下記のような人を指します。 業務改善の全体を取りまとめるPM(Project Manager)的な役割を果たす人 各改善チームのとりまとめ役(PL:Project Leader) PM,PLを含み,業務改善の中核メンバーとして動く事務局 業務改善の実行では,改善テーマごとに,個別の改善チームが同時にあちこちで動き出すことになります。リーダーはこれらのチームから上がってくる改善報告を受けて,課題の整理やチーム間の情報共有を促し,調整役として,また,組織の潤滑剤としての機能を果たすことが求められます。 リーダーの役割は調整役と潤滑機能 業務改善が開始しておよそ2ヵ月も経つと,スケジュールどおりに業務改善が進むチームと,遅れがちになるチームが出てきます。 元々,「ほったらかし」(第12回)と,「やら
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く