一般高齢者向けの新型コロナウイルスワクチンの接種予約や配送を巡るトラブルについて、熊本市は21日、原因調査の経過を明らかにした。ワクチン関連業務の委託業者が、個別接種を担う市内の医療機関444カ所のうち11カ所にワクチン計264人分を過剰に配送。予約受け付けのミスは86件確認され、市は日時や場所を再調整している。 市によると、ワクチンが予定より多く届いた医療機関は18カ所。11カ所264人分は市に返却され、22日までに消防職員らに接種された。7カ所は医療従事者らに接種するなどの対応をとった。 また、17~19日に予約を受け付けた第2期分では、規定数以上を発注したケースが45件、受け付け方法と予約システムの設定に食い違いがあるケースは計22件あった。多くはシステムの設定ミスが原因という。 残る第2期分の予約は、24日開始予定だった第3期分と合わせて受け付ける予定で、市は予約開始日などを改めて