新型コロナウイルスが猛威を振るう2020年。秋学期を迎える多くの大学でも、キャンパスへの入室制限やリモート授業などの措置が続いています。 fabcrossライターや読者の自宅にある工作環境を「#家ラボ」と名付けて紹介してきた本連載(第1回、第2回)。今回は少し視野を広げ、マサチューセッツ工科大学(MIT)で研究に取り組む中垣拳さんにお話を伺いました。 完全にロックアウトされた大学から機材を持ち出し、およそ半年にわたって続けられた在宅研究生活。リモート環境でものづくりを学ぶ可能性から、生活スタイルや研究トピックの変化まで、これからのヒントが詰まった内容をお届けします。 中垣 拳 / Ken Nakagaki インタラクションデザイナー、HCI研究者 マサチューセッツ工科大学メディアラボ博士課程に在籍、Tangible Media Groupに所属。デジタル情報やコンピューターによる支援をディ