「肩たたき」で退職する国家公務員の年齢は平均2〜5歳程度上がっていることが、総務省が28日公表した「早期退職慣行の是正」をめぐる各省庁の取り組み状況で分かった。 総務省などが、国の15機関の取り組み状況をまとめた。それによると、01年度時点では12機関で平均退職年齢が55歳を下回っていたが、08年度はいずれも55歳を超えた。 08年度で最も退職年齢が遅いのは防衛省の58.8歳で、環境省と金融庁の58.0歳が続く。逆に最も早く退職するのは経済産業省と公正取引委員会の55.5歳。01年度と比べて最も退職年齢が上がったのは、金融庁の5.0歳だった。