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ブックマーク / chikawatanabe.com (4)

  • アマノイワトと流しそうめん

    昨日の続きっぽいのだが、日米での中途採用の感じについて。 日の新興ベンチャーだと、これはと思う人材を大企業から引き抜いてこようというときには、三顧の礼で手を変え品を変えお願いし続けて数年がかりで呼び込んでくる、という感じになる。 一方、シリコンバレーは3-4年でどんどん転職するのが普通の場所。一つの転職に時間をかけるのは無駄。よって、次から次へと登場する候補者をどんどん面接して評価して、よさそうな人はさくっと取らないと、別の会社に行かれてしまう。 つまり、日の中途採用は「アマノイワト型」。隠れてしまったアマテラスを誘い出すために、みんなで飲めや歌えの大宴会をしてじわじわと誘い出す形式。 シリコンバレーは、そうめん流し。目の前に流れてきたそうめんをサッと取らないと、そのそうめんは流れていってしまう。が、そうめんは次から次へとやってくるので、またいつかはいいそうめんがやってくる。シソとネギ

    アマノイワトと流しそうめん
    indepth
    indepth 2006/06/10
    「「みんなが悪妻・悪母のアメリカでは、気が楽」と。日本でも、家族さえそれでいいよと言えば、悪妻・悪母で通すこともできると思いますが、まぁ周囲のちょっかいも大きくて大変なんでしょう」
  • 作るは困難・使うは簡単-リアルタイム・エンタープライズ

    新日監査法人の季刊誌、IPOセンサー2006年1月号に掲載いただいたコラムです。 *** シリコンバレーでソフトウェア産業に携わる人たちを見て感心するのは、「地に足の着いたこまごまとした開発」と、「個別の開発を思い切り抽象化した包括的ビ ジョンの構築」との間を、自在に行ったり来たりする能力だ。アプリケーションの開発は、コードをがりがりと書く仕事。一方で、アーキテクチャをしっかりと 作り上げるには、個別の開発から何段階も次元を上げ、高いところから俯瞰する哲学的思考が求められる。そしてその両方を行き来することで技術が進歩する。 「現実の泥沼をかき分けて進む力」と、「体系化する力」の両方が求められる、知的力仕事だ。 一方、これをソフトウェアを使うユーザの側から見ると、「概念形成期には抽象的で難しいものでも、それがアプリケーションに落とし込まれた暁には、非常に簡単でわかりやすいものになっている」

    作るは困難・使うは簡単-リアルタイム・エンタープライズ
  • 24をしのぐ傑作「Battlestar Galactica」

    24の5シーズン目が先週始まった。 「You gotta trust me(ハァハァ)」 のJack Bauerさんのあれであるが、今回のシリーズはものすごいらしい。今朝の朝刊の記事でも、「評価も視聴率も絶好調」と書いてあったし、近くに住んでいる友人たちも軒並み絶賛。 「シーズン1は、途中で飽きて結局最後まで見られなかった」 とか、 「今まで一度も24を見たことがない」 という人まで、 「固唾を呑んで見入った!」 とのこと。請うご期待。 (私はDVDが出てから見ることにします) が、しかし今日の話題は、私が最近はまっている別のテレビシリーズBattlestar Galactica。Sci-fi channelというオタクチックなSF局の番組だが、その高度なストーリーラインで、 「テレビドラマシリーズの歴史上トップ5に入る」 という評論家もいるくらい。SFに限らず、全ドラマを母集団として、で

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    indepth 2006/01/22
  • VoIPの破壊力と通信規制

    9月16日日経産業新聞ITに掲載されたコラムです。通信規制緩和の話。 その前に、ちょっと背景を説明すると・・・ カリフォルニアでは、数年前に電力危機がありました。原因のひとつは、電力の卸価格は規制緩和したのに、消費者へのリテール価格は規制されたままだったこと。規制緩和は、 「供給できる量が少なくなれば、値段があがる」 ↓ 「値段が上がれば、消費が減る」 ↓ 「供給できる量が減った分需要も減って、一番適切なところで値段が均衡する」 という、「風が吹けば桶屋が儲かる」方式でバランスをとるためのもの。卸だけ規制緩和して、消費者側の価格が変わらないと、「供給量が減ったのに、消費者はがんがん使い続ける」ということになって、電力事情が逼迫。 同じようなことが、VoIPを「最後の藁」として、通信でも起こるのでは、という危機感の表明でございます。ゆがみのパターンは違えど。 とかいって、自分もVoIP使って

    VoIPの破壊力と通信規制
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