要するに、スクリーンを「プロダクトの延長の実平面」と捉えるか、「仮想的な空間を覗く窓」と捉えるかの違いで、どちらもそれぞれに、気持ち良い面、気持ち悪い面をもっている。 (中村勇吾 on twitter) ドラゴン・タトゥーの女。▲TOHOシネマズの座席を立つ際には、いまひとつと想いもしたのだが、日が経つと傑作に想えてきた。それは映画の記憶が薄れ、女の魅力のみが残っていったからであろう。▲スタイリストとヘアメイク、このふたりの勝利に違いない。平成のはじめ、「ゴッドファーザー3」を見た私は、すぐさま皮のコートを買った。アンディ・ガルシアの影響である。いい歳した今、「ドラゴン・タトゥーの女」を見た私は皮のジャケットが欲しくなった。しかしながら、帰り、無印良品でスキンケア商品を買って帰る。年をとるというのはそういうことなのだろうか。▲音を次のカットにこぼす編集がしつこいほど多用されている。これは