東京の飯田橋と江戸川橋の中間あたりは、大小の印刷会社や、「取り次ぎ」と呼ばれる、本や雑誌の流通を仕切る「問屋」が集まっているエリアだ。多くの産業がそうであるように、これらの業種も高度経済成長とともに発展した歴史をもつ。いま街は、少しくたびれた中層のビルが、首都高の周りでひしめいている。
![【第1回】活版印刷 嘉端工房を訪ねる](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/50692d8111dffe2c1a481c5d5950e612aa99a5d1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fkn%2Farticle%2Fbuilding%2Fcolumn%2F20070216%2F504752%2F1.jpg%3F20220512)
2010/01/07 現在ロンドンの地下鉄の案内図や路線図で全面的に使われているアルファベットフォント「New Johnston」をデザインしたのは実は日本人――。こう言ったら驚くだろうか。その日本人とは、イギリス在住のグラフィック・デザイナー、河野英一氏だ。河野氏はまた、Windows Vistaから標準で添付されているフォント「メイリオ」(Meiryo)をデザインしたことでも知られる。 2009年11月5日、来日中だった河野氏の謦咳(けいがい)に接する機会に恵まれた。訥々(とつとつ)とした中にも、デザインに対する情熱がかいま見える氏の語り口は、集まった出版、印刷、組み版、情報処理の専門家らを魅了した。 ビル・ゲイツがゴーサインを出した偶然 メイリオ――。横書きを前提に欧文・和文が混在するテキストを表示したときに美しく文字が組まれること、ディスプレイで読むことを最優先として液晶ディスプレ
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