2010年は、クラウドコンピューティングが台頭する一方で、その基盤となる仮想化技術がシステム開発・運用の実務に深く浸透しつつある年だったと言えよう。仮想化分野における2010年の年間アクセスランキングを見ても、実務情報を伝える解説記事がずらりと並んだ。 最も関心を集めたテーマは、1位、2位、4位、14位の記事で取り上げている「VMware Player」だろうか。無償で利用できる個人向けの仮想化ソフトである。2010年に「VMware Player」が話題になったわけではないのだが、このソフトの解説記事は何年も読まれ続けている。 同じく無償のVMware ServerやXenを取り上げた記事にも同じ傾向がある。個人の環境で無償の仮想化ソフトを試したり、システム開発環境に仮想化ソフトを組み込んで使ったりしている読者が多いのかもしれない。 今年らしい記事としては、仮想化に伴う性能劣化について論
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