タグ

ブックマーク / diamond.jp (21)

  • 何でも実況したがる「ツイッター野郎」に遭ったときの腹も角も立たない対処法

    1963年三重県生まれ。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』でデビュー。以来、大人モノの元祖&家として、日の大人シーンを牽引し続けている。 『大人力検定』『大人の超ネットマナー講座』『無理をしない快感』『失礼な一言』『押してはいけない のスイッチ』など著書多数。 故郷の名物を応援する「伊勢うどん大使」「松阪市ブランド大使」も務める。 HP「大人マガジン」http://www.otonaryoku.jp/ 石原壮一郎「大人のネットマナー教室」 今や、ネットなしでは夜も日も明けません。しかし、メールにせよツイッターにせよSNSにせよ、その“マナー”や“ルール”は極めて曖昧な状態にあります。ネットの危険な落とし穴にはまらないために、ネットをさらに便利に楽しく使いこなすために、いろんな状況における「大人のネットマナー」を追求していきましょう。 バックナンバー一覧 ツイッターは確

  • 「ツイッター信者」にその素晴らしさを熱く語られたときの平和で適当なかわし方

    1963年三重県生まれ。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』でデビュー。以来、大人モノの元祖&家として、日の大人シーンを牽引し続けている。 『大人力検定』『大人の超ネットマナー講座』『無理をしない快感』『失礼な一言』『押してはいけない のスイッチ』など著書多数。 故郷の名物を応援する「伊勢うどん大使」「松阪市ブランド大使」も務める。 HP「大人マガジン」http://www.otonaryoku.jp/ 石原壮一郎「大人のネットマナー教室」 今や、ネットなしでは夜も日も明けません。しかし、メールにせよツイッターにせよSNSにせよ、その“マナー”や“ルール”は極めて曖昧な状態にあります。ネットの危険な落とし穴にはまらないために、ネットをさらに便利に楽しく使いこなすために、いろんな状況における「大人のネットマナー」を追求していきましょう。 バックナンバー一覧 ツイッターほど

  • 市民による市長リコールもまだできない阿久根市政“大混乱”の責任は誰にある?

    『週刊ダイヤモンド』特別レポート ダイヤモンド編集部による取材レポートと編集部厳選の特別寄稿を掲載。『週刊ダイヤモンド』と連動した様々なテーマで、経済・世相の「いま」を掘り下げていきます。 バックナンバー一覧 会場内は異様な雰囲気だった。イスに座りきれないほど人が集まっていた。その数は約800人。人いきれで汗ばむほどだ。誰もが険しい表情で、会場内は憎しみや怒り、不信といった負の感情で覆われていた。 3月14日の日曜日。鹿児島県阿久根市の市民会館でのことだ。午後6時から市長主催の市民懇談会が始まった。舞台ではなく、フロアの前方に1人の男性が立ち、マイクを握って語り出した。阿久根市の竹原信一市長だ。 「皆さんに(市役所と市議会の)現実を知っていただきたい。今も(市長と市議会の関係は)不信任の状態のままで、市政運営どころではないんです。これを変えなければいけない。それでいろいろやっています」 竹

  • 成績優秀なのに仕事ができない“大人の発達障害”急増の真実

    通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日の「ひきこもり 」界隈を取材。東日大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河 出新書)  他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何 が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも り家族会連合会部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会 委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』 「引きこもり」するオトナたち 「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそ

    成績優秀なのに仕事ができない“大人の発達障害”急増の真実
  • まじめな話はできるのに世間話ができない――社会から離脱してしまう人々の実態

    通信社などの勤務を経て、フリーのジャーナリストに。1997年から日の「ひきこもり 」界隈を取材。東日大震災直後、被災地に入り、ひきこもる人たちがどう行動したの かを調査。新刊は『ルポ「8050問題」高齢親子〝ひきこもり死〟の現場から 』(河 出新書)  他に『ルポ ひきこもり未満』(集英社新書)『ひきこもる女性たち』(ベ スト新書)、『大人のひきこもり』(講談社現代新書)、『あのとき、大川小学校で何 が起きたのか』(青志社)など多数。TVやラジオにも多数出演。KHJ全国ひきこも り家族会連合会部広報担当理事。東京都町田市「ひきこもり」ネットワーク専門部会 委員なども務める。YAHOO!ニュース個人オーサー『僕の細道』 「引きこもり」するオトナたち 「会社に行けない」「働けない」――家に引きこもる大人たちが増加し続けている。彼らはなぜ「引きこもり」するようになってしまったのか。理由とそ

  • 経済学者が「当たり前のこと」を伝えられる日は、やってくるのか | 若手学者が激論する!-経済学・政治学・社会学のコラボレーションで日本を変える | ダイヤモンド・オンライン

    テレビ的に受けのいい「総合知識人」が、マスメディアではいまだ好まれている。とはいえ最近では、「経済学者」としてメディアで発言する人たちの基盤も、徐々にではあるが変化している。メディアでも活躍できて、政治的影響力もあり、学術的にも正しい発言をする専門知識人の登場はあるのか。 連載4回目は、駒澤大学経済学部准教授・飯田泰之氏が経済学者はメディアとどう付き合っていくべきなのかについて、荻上チキ氏と語った(同対談は紀伊國屋書店新宿店トークセッション「経済成長と寛容さの実現」からの抜粋・要約)。 なぜメディアは、 ニセ論者を使い続けるのか 荻上:多くの専門家の方が、メディアで専門知が拡大しないことを嘆いていますね。「なんでこんな当たり前のことが受け入れられないのだろう」と。でも、メディアはその性質上、放っておいても、自然に良貨が悪貨を駆逐することはないんですよね。スピリチュアル系の人でさえ、「真実

  • メディアは「かっちょいい絶望」の見本市会場でいいのか | 絶望以外の選択肢を!-経済学・政治学・社会学のコラボレーションで日本を変える | ダイヤモンド・オンライン

    の危機とアカデミック・ジャーナリズムの必要性 「日はダメだ」「日は終わった」と『絶望論』ばかりが唱えられる今、当に私たちは将来を悲観・絶望したままでいいのか?  今回から5回にわたって、日政治・経済・社会、そして私たちがどこへ向かうのか、若手経済学者・社会学者たちの対談とエッセイ形式で、お届けする。第1回は、飯田泰之・駒沢大准教授と、芹沢一也氏、荻上チキ氏が語り合った。 長引く不況で、メディアは 「次の媒体」を育てていく体力がない 芹沢:以前から言論離れが嘆かれてはきましたが、それにもまして近年は、とても大きな制度改革が、何の専門知の裏づけもなしになされているという危機感がありました。どうも日全体が「床屋談義」で変えられていっている。そこで、タコつぼ化している学問領域の垣根をこえて、普通の市井の人びとに身近なかたちで、良質な言論を届けることはできないかと思い立ったのです

  • メディアは「かっちょいい絶望」の見本市会場でいいのか | 絶望以外の選択肢を!-経済学・政治学・社会学のコラボレーションで日本を変える | ダイヤモンド・オンライン

    の危機とアカデミック・ジャーナリズムの必要性 「かっちょいい絶望」や「高尚な文学」は、 豊かな社会があってこそ 飯田:ぼくはこれまで論壇やメディアにあまり絡んでこなかったのでごく一般的な感想になってしまいます。日のインテリって暗いじゃないですか。政治に警鐘をならしたり、グローバリゼーションに警鐘をならしたり、経済至上主義に警鐘をならしたり……警鐘をならしてばっか(笑)。これはメディアにも責任があると思うんですが、不幸な予言しかクローズアップされてこなかった。そしてアカデミズムもその状況を看過し続けた。言説の受け手についても、そういう現代の問題点を知ってる俺たちって偉いぜ、世間の連中とは違うぜみたいな感じで思考がとまってしまっている。なんというか論壇が「かっちょいい絶望の仕方」の見市会場になっているように感じていました。 芹沢:いわゆる知識人の役割は、体制や権力を批判するところに

  • TBS番組で激怒し、代表選後のインタビューを拒んだ岡田監督の胸中 | SPORTS セカンド・オピニオン | ダイヤモンド・オンライン

    サッカー日本代表・岡田武史監督とTBSの間でトラブルが発生した。 問題が明らかになったのはTBSが中継したキリンカップ・日-トーゴ戦の試合後だ。試合は日が5-0で勝利。直後には通例の監督インタビューが行われるはずだったが、岡田監督はそれをボイコットしたのだ。 TBSはサッカー協会に1億円もの放送権料を払って試合を中継した。巨額の契約には監督がインタビューに応じることも含まれており、拒否することは契約違反になる。だが、岡田監督はそれを公然と無視したのである。 岡田監督をキレさせた TBS番組の意味不明な質問 ボイコットしたのには理由があった。この試合の10日ほど前、同じTBSが制作する番組「S☆1スパサカ」に岡田監督が出演。ここで気分を害する質問があり、その怒りから同局のインタビューを拒否したというのだ。 筆者はたまたまこの番組を見ており、岡田監督がキレた(苦笑混じりではあった

  • 定時に帰りたがる社員はやる気がない? 「残業派」社員が「定時派」社員と対立しない方法 | イマドキ職場のギャップ解消法 | ダイヤモンド・オンライン

    1 2 3 4 定時に帰りたがる社員はやる気がない? 「残業派」社員が「定時派」社員と対立しない方法 「今日は彼女の誕生日なので、お先に失礼します」 あなたが上司ならば、部下がこう言って帰ろうとしたとき、残業を頼もうと思っていたとしても、笑顔で「そうか、お疲れ様」と対応できますか? 残業を奨励する雰囲気があったのも今は昔。最近は残業に対する価値観が変わり、残業しないで成果を出す方が「格好いい」「できる」と考える若手社員が増えています。ですが、その一方で、残業を厭わないワードワーカーな社員も相変わらず存在しています。 つまり、『時間の使い方』にギャップのある社員同士が同じ職場で仕事をする時代になったのです。そうした価値観の違う社員が同じ職場にいると、どのような問題が起きるのでしょうか?そしてその問題には、どう対処をしたらいいのでしょうか?今回は「残業」に対するギャップが生まれた原因と

  • 大手メディアが決して報じない、「メディア改革」という重要政策の中身

    1961年生まれ。コロンビア大学ジャーナリズム大学院修士課程修了。AP通信などを経て1994年独立。以来、ビデオジャーナリストとして活躍。2000年1月、日初のニュース専門インターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』を設立し代表に就任、現在に至る。 民主党政権が実現すると、何がどう変わるか? 神保哲生 いよいよ迫る解散総選挙!政権交代の可能性が高まるなか、いま一番知っておくべきなのに、意外と誰も知らない民主党の理念や政策を徹底解説! バックナンバー一覧 ・政府の記者会見をすべてのメディアに開放し、既存のマスメディアの記者クラブ権益を剥奪する。 ・クロスメディア(新聞社とテレビ局の系列化)のあり方を見直す。 ・日版FCC(米連邦通信委員会のように行政から独立した通信・放送委員会)を設立し、放送免許の付与権限を総務省から切り離す。 ・NHKの放送波の削減を検討する・・・等々 これらの

  • 民主党「製造業派遣禁止」へ 電機メーカー海外脱出は必至 | inside | ダイヤモンド・オンライン

    民主党「製造業派遣禁止」へ 電機メーカー海外脱出は必至 6月末に、民主党が社民党、国民新党と組んで、労働者派遣法改正法案を衆議院に提出し、波紋が広がっている。 法案の目玉は、「(専門業務を除いた)製造業派遣の禁止」である。これまで、民主党は、派遣労働者の劣悪な労働環境に警鐘を鳴らすことはあっても、「製造業派遣の禁止」には、慎重な姿勢を取ってきた。というのも、「禁止することで失職する労働者数十万人の受け皿を用意できなかったからだ」(人材派遣会社社長)。 言うまでもなく、民主党が、その姿勢を転換したのは、迫る衆議院選挙において、両党との選挙協力を睨んでのことだ。ある電機メーカー幹部は、「法案が衆議院を通過するわけではない。非現実的だ」と言う。確かにそのとおりかもしれないが、民主党が規制強化へ動いた“事実”は非常に重い。 仮に、民主党が政権与党となって労働政策を打ち出す際に、国会提出まで

  • 例の北野誠さんの件なんですが|森達也 リアル共同幻想論|ダイヤモンド・オンライン

    ロケットがミサイルに変わった 毎日のように続く新型インフルエンザの報道に呆れている。草なぎ全裸逮捕事件から始まって、ここ数カ月のメディアの暴走ぶりは、いくらなんでも常軌を逸している。何が起きたのだろう。まるでどこかで号砲が鳴ったかのようだ。でもこれまでの暴走とは何かが違う。なんとなく違和感がある。何だろう。 そういえば放送レポートの岩崎貞明編集長から、「例の北朝鮮のミサイル発射問題だけど、ミサイルなんて言葉を使っているのは、世界でも日くらいのようだよ」と教えてもらった。以下は彼のブログからの一部引用。 (略)ところが、海外のメディア、外電の類は逆にほとんどすべてが「ロケット」という表記であり、韓国の報道でも「ミサイル」の表記は使用していなかったという。そして、4月13日に出された、国連安全保障理事会が北朝鮮を非難した議長声明でも、表現は「the recent rocket laun

  • “傲慢なのに打たれ弱い” 未熟でワガママな若手社員はなぜ増えたのか? | 「会社のワガママちゃん」対処法 | ダイヤモンド・オンライン

    1960年生まれ。1989年筑波大学大学院博士課程修了、精神科医、医学博士。東京都庁知事部局健康管理医、宇宙航空研究開発機構(JAXA)主任研究員、茨城県警察部健康管理医のほか、企業の精神科産業医として国内外で活躍。著書に「会社で心を病むということ」(新潮文庫)、「もし部下がうつになったら」(ディスカバー携書)など。 「会社のワガママちゃん」対処法 「傲慢なのに打たれ弱い」未熟なワガママ社員が増え、多くの管理職が振り回されている。しかし、対処法を間違えば、彼らは「うつ」になるケースも。彼らとどう付き合っていけばよいのか、その方法を紹介していく。 バックナンバー一覧 現代社会の未成熟化に伴い、職場でも性格が未熟でわがままな若い社員が増えています。彼らは、能力がないわけでもなく、むしろ積極的で活動的、華やかな場面が好きで、花見の席取りや宴会幹事などをさせると「デキル社員」です。しかし、いった

  • トヨタが転げて図らずも国内最高益NTT陣営が恐れる“儲け過ぎ批判”

    inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 日に株式を上場している企業は数あるが、利益の多さで注目を浴びることをホンネでは望んでいない人たちがいる。通信業界の巨人NTTグループである。 5月13日、NTT(持ち株会社)が発表したNTTグループの2009年3月期連結決算は、売上高が前期比2.5%減の10兆4163億円、営業利益は14.9%減の1兆1097億円、純利益は15.2%減の5386億円の減収減益となった。 それだけなら世間の人は関心を持たないかもしれない。だが、昨年秋以降の世界的な景気後退の影響により、トヨタ自動車を筆頭とした国内の自動車産業が“総崩れ”になったことで、事情が一変した。図らずも6年ぶりに「NTT」(グループ全体)が、国内上場企業の営業利益で首位に返り咲き

    トヨタが転げて図らずも国内最高益NTT陣営が恐れる“儲け過ぎ批判”
  • “夢”の照明、白色LEDの市場拡大に待ち受ける落とし穴

    inside 産業界・企業を取り巻くニュースの深層を掘り下げて独自取材。『週刊ダイヤモンド』の機動力を活かした的確でホットな情報が満載。 バックナンバー一覧 LED(発光ダイオード)照明の市場が活況を呈している。1996年に白色LEDが登場して以来、省エネで長寿命として開発が加速。特にこの3年、白熱灯に代わるダウンライトなどが企業や家庭に急速に浸透してきた。 矢野経済研究所によると、世界の照明用白色LED市場は、2008年の402億円から13年には10倍の4130億円になると予測。老舗の照明器具メーカーやベンチャーの参入が相次いでいる。 ところが、そのLED照明は、まだ蛍光灯の性能に達していない。エネルギーに対する明るさの効率を示す発光効率は、最高峰の「Hf型」蛍光灯で1ワット当たり約100ルーメン。一方、LED照明は約80ルーメンと低い。確かに、LEDチップ自体は150ルーメンに達してい

    “夢”の照明、白色LEDの市場拡大に待ち受ける落とし穴
  • 小沢代表から記者クラブ開放の言質をとった記者会見での質問|週刊・上杉隆|ダイヤモンド・オンライン

    株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方

  • 業界初!“保険の原価”を開示したライフネット生命に怨嗟の声|inside|ダイヤモンド・オンライン

    「なんで開示したのか!」――。 ある生命保険会社幹部はいらだちをあらわにした。その理由は、11月21日、インターネット専門の保険会社であるライフネット生命保険が、“保険料の原価”の全面開示に踏み切ったためである。 契約者が支払う保険料は、将来の保険金支払いの原資である純保険料と、保険会社の運営経費である付加保険料に分けられる。この付加保険料には、営業職員や代理店への手数料や、保険会社の利益などが含まれ、開示はタブーとされてきた。確かに「クルマや電化製品も原価を開示していない」(大手生保)というように、開示しなければならないものではない。 ではなぜ、開示に踏み切ったのか。 出口治明・ライフネット社長は「クルマや電化製品などと違い、保険は見たり触れたりできない。また一部の商品を除いて手数料も開示されておらず比較しづらい。そこで保険会社間で差が大きい付加保険料を開示すれば競争が進むと考え

  • 新卒者の「自宅待機」が続発「内定取消」問題は終わっていなかった!

    1959年栃木県生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験合格。卒業後の84年、弁護士登録。95年、永沢法律事務所(現永沢総合法律事務所)を設立。M&Aのエキスパートとして数多くの案件に関わる。著書は「大買収時代」(光文社)など多数。永沢総合法律事務所ホームページ 弁護士・永沢徹 企業乱世を読み解く 100年に一度の経済危機に見舞われ、企業を取り巻く環境は大幅に悪化。“企業乱世”ともいえる激動時代の経済ニュースを、弁護士・永沢徹が法的な視点を加えながらわかりやすく解説する。 バックナンバー一覧 東証1部上場で繊維染色大手のセーレン(福井市)が入社式の直後、新入社員101人のうち72人に、「自宅研修」との名目で約半年間の自宅待機を命じていることがわかった。この他、富山市にある自動車部品メーカーの田中精密工業も4月に入社した新入社員ほぼ全員にあたる30人を3~6ヵ月間、同市の不二越も新入社員73人

  • 台湾ASUSも赤字に転落!ミニノートは春商戦が正念場

    2008年、500ドルを切る低価格のミニノートパソコン(PC)で全世界に一大ブームを巻き起こした台湾ASUS(アスース)が、昨年10~12月期に、創業以来初の最終赤字に転落する見通しとなった。製品や部品の在庫が想定外にふくらみ、採算が悪化したためだ。 在庫が積み上がった背景には、2つの誤算があった。まず、世界不況による販売不振だ。個人消費が冷え込むなか、ミニノートPC市場だけは、価格志向の消費者を取り込んで急成長を続けてきた。 ASUSは、当初300万台だった08年の販売目標を600万台まで上方修正し、景気後退局面でも強気の販売姿勢を崩さなかったが、大不況の荒波には勝てず、550万台と未達に終わった。 また、急激なラインナップ拡充も在庫増を招いた。世界最大手のマザーボードメーカーでもあるASUSは、PCメーカーとしての認知度を高めるべく、ラインナップを急激に増やした。 ところが、製品ごとの