今回は「生きづらさ」と「承認」の問題を考えてみようと思います。 前半では「承認と生きづらさの関係」「承認と自尊の関係」を考えます。 後半では「ただ生きているだけで生が否定されてしまう社会構造」を批判的に問題にし、それにかわる「すべての生が無条件に承認される社会」へと転換するためには何が必要なのかを考察したいと思います。 *1 すべての生が否定されない社会 「生きづらさ」と「承認」の関係 「貧困」と「社会的排除/包摂」 三つの承認形式 「尊重」としての承認(基底的承認) 「愛情」としての承認(感情的承認=本質的承認) 「評価」としての承認(属性的=機能的=価格的承認) 「生きづらさ」と「自尊」の関係 「自尊」を構成する三つの承認形式 承認形式の見取り図 「ただ生きている」だけで生が否定されてしまう社会 「評価原則の暴走」と機能価値を重視する社会 存在を賭けた労働 けしかける自己実現イデオロギ
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