公開Webサーバーの調査などを実施している英Netcraft(ネットクラフト)は現地時間5月31日,SSL(Secure Sockets Layer)を使用しているWebサイト(SSLサーバー)に関する調査結果の一部を発表した。それによると,アクセス数が多いSSLサーバー上位2万サイトのうち,SSL 2.0を使わないとアクセスできないサイトはわずか20サイト(0.1%)だったという。 SSL 2.0にはセキュリティ上の問題があるとして,1996年にSSL 3.0が発表され,広く利用されるようになっている。現在ではその後継であるTLS(Transport Layer Security)1.0の導入も進んでいる(Netcraftの調査では,97%のSSLサーバーがTLSをサポートしている)。その一方で,互換性の問題からWebブラウザの多くがSSL 2.0もサポートし続けているため,1年ほど前ま