中堅・中小企業でも,ウイルスをはじめとする外部要因へのセキュリティ対策は,ここ数年でほぼ完了した感がある。コンピュータ・ネットワークの存在を前提としたビジネス環境では,ウイルス対策はもはや最低限のルールとなっている。 しかしその一方で,社内からの情報漏えいなど,業務プロセスの不備などが原因で発生するセキュリティ問題に関しては,対応が遅れている。ノーク・リサーチが実施した2年前の調査でも,こうした「内部セキュリティ問題」について,未対応な企業が目立っていた。理由は,「人」の行動に拠る部分が多いため完璧な対策が難しいこと,それに「うちの会社は関係ないから」「社員を信じている」などの情緒的なものが多かった。果たして今回の調査結果ではどうだったのだろうか? 不正侵入やウイルスにはほとんどが対応済み 実施済みのセキュリティ対策については,「ウイルス,スパムメール,スパイウエアなどの対策を実施している
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