「働かないおじさん」を、いかにして働かせるか。 この難題には、きっと多くの人々が取り組み、挫折しているだろう。 相手がマトモな感覚の持ち主なら、やる気を喚起する、インセンティブを与えるなど方法は多々ある。 が、働かないおじさんにはこういった「飴」は通じない。 そもそも彼らは正社員でありながら大して会社に貢献していない、もしくは全く仕事をしなくても給料をもらえる恵まれた存在だ。 新たなニンジンを与えれば奮起するなどという考えは、働かないおじさんを甘く見すぎにもほどがある。 では「鞭」ならどうかというと、失業の危機に瀕すれば態度を改める人も出そうだが、現状においては正社員をクビにするのは至難の業だ。 では解決方法はないのかと言えば、一つある。 おじさんを『存在しないもの』として、扱えばよいのである。 なぜそんなことを推奨するかといえば、一つには働かないおじさんが周囲に及ぼす悪影響をシャットアウ