将棋名人戦に配慮 高山市議選 〝舌戦対局〟は自粛 2015年04月21日09:10 高山市街地で22、23日に開かれる将棋の名人戦に配慮して、市議選(26日投開票)の立候補者が、対局会場の高山陣屋周辺での拡声器を使った選挙活動を自粛する。熱を帯びる舌戦は一部休止となるが、立候補者は33年ぶりの県内開催に、「高山を全国にPRできる機会」と協力姿勢を見せている。 高山陣屋は唯一現存する江戸期の郡代役所で国史跡。観光名所の一つで人通りが多く、選挙の街頭演説に適した“一等地”だが、今回は選挙活動の声が対局に影響を与えないか心配の声もあった。 名人戦を誘致した県から陣屋での開催を聞いた市議会は、対局に水を差さないよう自粛を検討。3月の議会運営委員会で、陣屋から半径300メートル以内での拡声器を使った選挙カーの運行や街頭演説の自粛を申し合わせた。元職、新人には立候補予定者説明会で趣旨を説明し、理解を得