クモやゴキブリ、カエル……。グロテスクで見た目が気持ち悪い世界の生き物を集めた「キモい展」(実行委主催)がJR仙台駅前の商業施設イービーンズ(仙台市青葉区)で開かれている。会場前には行列ができるほどの盛況ぶり。一体、何がそんなに魅力的なのか。怖いもの見たさでのぞいてみた。【遠藤大志】 【これもキモいです】世界最小級「ブラーミニミミズヘビ」を写真特集で 「ぎゃー」。薄暗い展示室に入ると、さっそく悲鳴が響いた。最初にお目見えするのは、水槽に入った大量のゴミムシダマシの幼虫。通称「ミールワーム」だ。うねうねとうごめく様子は気持ち悪いが、なぜか何度も見てしまう不思議な魅力があった。 この展示会では「気持ち悪い生き物(アニマル)」を「キモアニ」と表現。水生生物、陸生生物、虫の三つの展示ゾーンに約30種類のキモアニを展示している。水槽の中でひしめき合うアフリカツメガエル、ヤモリなど両生類・爬虫(はちゅ