この記事は TeX & LaTeX Advent Calendar 2016 の6日目の記事です。 2日目に続く今年2回目のエントリーとなります。 5日目はaminophenさんでした。 7日目もaminophenさんです。 前記事では,TeX Live 2016 の LuaTeX-ja を使って,Sierra の全和文フォントを同時出力する例を示しました。 doratex.hatenablog.jp また,前記事の最後には,「専用の tfm/vf を用意すれば (u)pTeX + dvipdfmx のワークフローでも Sierra の全和文フォントを同時出力できる」と述べました。 本記事では,専用の tfm/vf を用意して (u)pTeX で和文多書体を実現するための具体的な手順を説明します。 この手順は,Macユーザでなくても,(u)pTeX で和文多書体を実現したいと考える人に参考