Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 米ミシガン大学、韓国のKAIST、韓国のNaver AI LABによる研究チームが開発した「TaleBrush: Sketching Stories with Generative Pretrained Language Models」は、人間(作家)とAI(GPTベースの言語モデル)が小説の物語を共同制作できるツールだ。 作家はフリーハンドで線画グラフをスケッチすると、主人公の変化する運命を時系列レベルで入力できる。これを受け取った言語モデルは、主人公の運勢が可視化された線画グラフと、作家が書いた一部の文章を参照し残りの物語文を生成する。 イーロン・マスク氏が創業した米企業OpenAIは
![作家とAIが小説を共作できるツール 主人公の変化する運勢を“手書きグラフ”で操作、AIが物語文を作成](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8d6a5270f07c8da17529d91cd6a8cb4b70132552/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fnews%2Farticles%2F2206%2F02%2Fcover_news048.jpg)