IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:西垣 浩司)は、マルチメディアデータを端末間でリアルタイムに双方向通信するための標準的な通信開始手順であるSIP(Session Initiation Protocol)に関して、「SIPに係る既知の脆弱性検証ツール」の開発を行い、2009年4月23日よりSIP実装製品の開発者向けに、CD-ROMでの貸し出しを開始しました。 併せて、「SIPに係る既知の脆弱性に関する調査報告書」の改訂を行い、改訂第2版をIPAのウェブサイトで公開しました。 SIP(*1)は、マルチメディアデータを端末間でリアルタイムに双方向通信するための通信開始プロトコルとして、コンピュータをはじめ、情報家電や携帯端末などの組込み機器へも使用が広まっています。 SIPを実装したソフトウェアには、これまで多くの脆弱性が発見・公表され、機器ごとに対策が施されてきました。しかし、こ