葛飾 北斎(1760-1849)は、西洋美術におけるダ・ヴィンチ、ゴッホ、レンブラント・ヴァン・レインと並んで挙げられる日本美術界の大巨匠です。葛飾 北斎の残した名作の中でも「神奈川沖浪裏」は、北斎の芸術的才を示す最高傑作であると言われています。 このたび、京都大学 アイセムスのシバニア・イーサン 教授と伊藤 真陽 特定助教らの研究グループが大きさ1mm、世界最小サイズの葛飾 北斎「神奈川沖浪裏」をインクを一切使わずにフルカラーで作製しました。 本成果は、英国科学誌「Nature」に6月20日(英国時間)に掲載されます。 本研究成果は、科学技術振興機構(JST) 戦略的創造研究推進事業 さきがけ「超空間制御と革新的機能創成」(JPMJPR1417)の支援を受けて行われました。 色彩や形を記すことへの欲求は太古から存在しています。葛飾 北斎が木片と小刀を手にする約38000年前にインドネシア