同テーラーによるオーダースーツの約半数を手がける滋賀工場を訪ね、メルボ紳士服工業代表取締役社長・清水貞博に話を聞いた。 「より良き洋服」を追求する姿勢に終わりなし 麻布テーラーには語るべき言葉がある。歴史を遡ると、1918年に大阪で誕生した「平野屋羅紗店」にまで辿り着く。現在は「メルボグループ」として束ねられており、その基幹事業になっているのが麻布テーラーだ。グループ内のメルボ紳士服工業で代表取締役社長、メルボメンズウェアーで代表取締役副社長、メルボ紳士服で取締役に就く清水貞博は、「平野屋羅紗店」を創業した清水貞吉から数えて四代目にあたる。 「私たちには古くから受け継がれてきた言葉があります。『より多くの人々に、より良き洋服を提供することを念願とする』という社是です。かつては、この言葉を刻み込んだ紙片が毎月の給料袋の中に必ず入っていたと聞いています。そして現在も、給与明細には社是が印字され
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