NHK「真田丸」第49回及び最終回の感想、総評です。 前回第48回「引鉄」の感想はコチラ↓ www.saiusaruzzz.com 第49回&最終回の感想 「真田丸」らしい最終回だったと思いました。 最後豊臣勢は破れ、主人公の信繁は死んで話は終わりますが、悲劇的な要素をいっさい入れなかった点が大きな特徴だったと思います。 最後まで、 「戦国の世で、義という己の生き方を貫いた男の爽快な物語」 で首尾一貫していました。 茶々や秀頼の死も見せず、内記や作兵衛の死もそれほどお涙頂戴にせず、キリや大助の生死も見せず、信之が弟の死を嘆く姿を見せず、むしろこれから新しい世の中でよい領主として生きていくだろうことを匂わせて終わらせています。 最終回だけを見ると「さすがにちょっと不自然では?」と思います。 ただこのドラマ全体を通して考えた場合、これ以外の構成はなかったのではないかなと思います。 生きること、