第11管区海上保安本部(那覇市)は10日、沖縄県・尖閣諸島の接続水域を中国公船10隻が航行したと発表した。 外務省の金杉憲治アジア大洋州局長は、在京中国大使館の郭燕公使に抗議した。午後3時現在、領海侵入は確認されてないが、岸田文雄外相らの再三の抗議にもかかわらず、日本を揺さぶる公船による挑発活動はやんでいない。 同本部によると、公船は主に久場島や魚釣島の北西の接続水域を航行。一部の公船には「砲らしきもの」が装備されている。 午前3時ごろには、日本の排他的経済水域(EEZ)内で、中国漁船の乗組員が公船に乗り移る場面を確認。中国海警局が自国のEEZ内と見なして活動した可能性があるため、金杉局長は郭公使に対して「当該海域で中国の漁業に関する管轄権の行使は認めていない」という日本政府の立場を強く申し入れた。 海上保安庁によれば、尖閣周辺では9日昼にも、海警局の搭載艇が中国漁船に横付けし、数