http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060712/p1 - 果たして「深い亀裂」とは何であるのか? 本当はありもしない「亀裂」「危機」について左翼は妄想を抱いているだけ、という可能性はあるのか? 左翼人士もまた公共社会の一員であるのだから、なによりもまず危機意識を抱く左翼の存在そのものが既にして「亀裂」「危機」の、単なる表現とか徴候の域を超えた実体的な一部をなしており、それ自体で「危機」「亀裂」の存在を証拠立てている、とは言えそうである。しかしそうだとしても問題は残る。仮にこの「亀裂」「危機」を感受する一部の「左翼」の存在が問題の「危機」「亀裂」の単なる一部ではなく、全部であるとしたらどうだろうか。そうだとすれば、危機意識を抱く左翼を何らかの仕方で社会から切り離せば、「危機」「亀裂」は解消する、ということにならないだろうか? ――これはまさしく田