生徒の通学カバンが重すぎることが問題視されている。小中高でみると、特に中学生のカバンが重い。主要5科目を中心に教科書が厚くなり、資料も大判化し、教材の数も多い。しかも、学校に教科書を置いて帰る「置き勉」の禁止が拍車をかける。実に平均10kgもの荷物が子どもの肩に、背中に、毎朝毎夕のしかかる。体の不調を訴える子、育ち盛りの体への悪影響を心配する親たちの声が新聞で報じられることが増えた。 こうした「通学カバン重すぎ」問題が提起される市場に、学校水泳用品メーカーとして知られるフットマークが本格参入した。その新商品「RAKUSACK」(ラクサック)は、「重く感じさせない構造」をウリにする。一体、どんな工夫を凝らしているのか?