(ブルームバーグ):東京外国為替市場では、ユーロが下落し、対ドルで一時2006年3月以来の安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測やギリシャ政局をめぐる先行き不透明感が重しとなっている。 午後1時34分現在のユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.1938ドル付近。一時は1.1864ドルまで水準を切り下げた。ユーロ・円相場は一時1ユーロ=143円16銭と、昨年11月以来のユーロ安値を付けた後、143円台後半で取引されている。 同時刻現在のドル・円相場は1ドル=120円56銭付近で推移している。朝方に120円62銭を付けた後、日本株 の下落局面で119円98銭まで円が上昇する場面もあった。午後に入り、株価が上昇に転じる局面では、一時120円65銭まで戻した。 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドの平野淳外国為替営業部長は、「ユーロはQE(量的緩和)期待やギリシャ懸念で急落した」と指