親父とがっつし酒を飲んだ。私の親父は吉田拓郎が死ぬほど好きで、まさにキチガイ。んで、子供の頃から私もよく聞かされてて、その後も普通に井上陽水とかはっぴいえんどを好んで聞いたりしたんだけど、なんか、今は吉田拓郎のようなヤツが居ないという話になったので、親父に2つのバンドを教えてあげた。 まず1つがガガガSPんで、もう1つが野狐禅である。 ガガガSPは最近でも「にんげんていいな」をカバーしてたりして、かなりメジャーなバンドになったが、初めて聴いた時、ものすごく感動した事を覚えている。ガガガSPの音楽性は聴けば一発で理解出来る。まだ吉田拓郎がよしだたくろうだった時の“ですます字余りフォーク”をパンクサウンドにのせるというもの。吉田拓郎の譜割りを徹底的に研究したようなメロディの作り方は完全パスティーシュなのだが、それをビートのきいたパンクサウンドにする事でオリジナルなものへと昇華させる事に成功した