拡張現実感(Augmented Reality:AR)という言葉を聞いてどんなものを思い浮かべますか? 風景にケータイをかざすとそこにCGのキャラクタが見えたり,建物の説明書きが見えたりというイメージでしょうか. 本書では,現実に情報を重ねるだけでなく,その一歩先である「実世界とのフィジカルなインタラクション」というところにフォーカスしました. 具体的には,センサで計測した情報をARで提示したり,ARを介してカメラ画像に写っている家電をコントロールしたりということができる内容になっています. 本書では,Processingとのファーストコンタクトを終えた人がARを作りたい!という野望をかなえられるように, ARToolKit,Arduino,Twitter,Kinect,AR.Droneなどのさまざまな道具を連携させる方法を解説しています. また,それらを組み合わせた応用例のレシピも紹介し