小池百合子氏の東京都知事転出に伴う衆院東京10区補選(10月11日告示、23日投開票)について、自民党本部は13日、若狭勝衆院議員(59)=比例東京=を公認する方針を固めた。ただ、党都連内には、若狭氏が都知事選で党推薦候補と戦った小池氏を支援したことへの反発も残るため、都連と最終調整する。 若狭氏は公募締め切りの13日、党本部に公募書類を提出した。若狭氏は6日、二階俊博幹事長に公募に応じる意向を伝えていた。複数の党関係者によると、一緒に小池氏を支援した党豊島区議を処分するよう都連幹部が訴え続けていることに若狭氏が反発。党公認を得ずに、無所属で立候補する構えもみせた若狭氏に対して二階氏が応募を求め、締め切り日の書類提出に至ったという。 今回の補選は、8月に発足した二階幹事長体制で初の国政選挙となる。若狭氏を「勝てる候補」とみる二階氏は、13日の記者会見で「必ず勝たなきゃならない」と強調した。