“移民者”ラッパーMOMENT JOON、突然の引退宣言! その背後にある葛藤とは?──初書籍『日本移民日記』刊行記念インタビュー【前篇】 昨年11月、初の書籍を岩波書店から上梓したMOMENT JOON。12月8日に東京・渋谷でワンマンライブを行った彼は、そこで突然、引退を宣言した。その翌日、ライターの磯部涼がことの真相に迫った。その前篇。
“移民者”ラッパーMOMENT JOON、突然の引退宣言! その背後にある葛藤とは?──初書籍『日本移民日記』刊行記念インタビュー【前篇】 昨年11月、初の書籍を岩波書店から上梓したMOMENT JOON。12月8日に東京・渋谷でワンマンライブを行った彼は、そこで突然、引退を宣言した。その翌日、ライターの磯部涼がことの真相に迫った。その前篇。
僕が小学校に行ってた頃ね、日本は戦争してたでしょ、戦地の兵隊さんに手紙を書きましょうなんて宿題が出るわけ、僕は何書いていいかわからないんだ、母にそう言うと、自分のことを書けばいいのよと言われる、そこでまた困っちゃうんだ、自分のことって何書けばいいのって言うと、遊んだことでも、勉強したことでもなんでもいいのよと母は言う、そうすると頭に浮かぶのは、朝起きて顔を洗って朝ごはんを食べてみたいなこと、子供心にも全然面白くない、いやいや鉛筆でひらがなと漢字を書いていた。 今考えるとこれは一種のトラウマになったんじゃないかな。文章を書くのはとにかく苦手、それより前に字を書くのが既に苦痛だった。思うように字が書けない、しょっちゅう母親に直されていた、大人になってからも字が上手く書けない。それが字を書いて言葉を操ることで暮らしを立てるようになったんだからわからない。「詩」というものが存在してなかったら、僕は
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