不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 建築家の後藤武さん、アフォーダンス理論の研究で著名な佐々木正人さん、そしてプロダクトデザイナーの深澤直人さんらによる『デザインの生態学―新しいデザインの教科書』という本の中での対談で、佐々木正人さんがいう「サーフェスの変形だけが人生である」という言葉を読んで、僕はすごくしっくりとくる印象をもちました。 「さよならだけが人生だ」という言葉がありますが、「サーフェスの変形だけが人生である」とも言えると思います。たとえば、化粧や料理はサーフェスにあるもともとの意味を残しながら、その意味を強調するというレイアウトの修正です。強調しすぎれば仮面のようになってしまったり、食べられなくなってしまいます。創造というべきか発見というべきか、われわれは、サーフェスのレイアウトを変形しレイアウト