2010年07月16日15:52 カテゴリ芳賀善次郎『新宿の今昔』を読むBOOK 芳賀善次郎『新宿の今昔』を読む(6)戦後の新宿 戦後の新宿 「八月十五日の終戦とともに、蜜に集まるアリの大群のように、新宿駅の周囲には駅に出入りする客を相手に、おびただしい露店と闇市が出現した。そしてこれらは統制物資を不法に売買する者がほとんどだった。」(P.269) 「煙草専売局跡(現、西口広場)、東口駅前、南口の甲州街道などに店を出し、それらの店は「組」に所属していた。そして尾津組、安田組、和田組などが入り乱れ、その縄張り争いがもとで流血騒ぎを起こすことがしばしばであった。そのため、淀橋署長が仲裁に入り、尾津組は東口、安田組は西口、和田組は南口と一応縄張りをきめられた。」(同) どの屋台にも申し訳程度に車輪が着いているが、移動する気配は無い。 「バラックはバラックでも、銀座は銀座、新宿は新宿だけの、泥くさ
ラディカルな傑作”NEW YORK”で写真界に衝撃を与え、それに続く都市をテーマにした写真集”ROME”を出版したウィリアム・クラインは、1962年2月に来日し、約一ヶ月の滞在の間精力的に東京の街並を撮影し続けました。彼の撮影する都市は躍動し、風景としての美しさよりも、そこに生きる人々の狂騒的な動きやエネルギーのぶつかり合いにクローズしたもので、それぞれの写真集となった都市の住人が彼の写真を見ればなにかをアンダーカバーされたような衝撃を受けたことでしょう。労働闘争にアヴァンギャルド演劇、相撲取りや野球選手、破れたポスターに浮浪児さながらの子どもたち。その中でも一際異彩を放つのが、壁面に向かって拳を打ち付けるモヒカン刈りの男と、パンツ一枚で不動産売買の看板を掲げ、奇妙なポーズをとる舞踏集団です。前者は「ネオ・ダダイズム」を掲げ、アヴァンギャルドな芸術活動を展開した「ギューちゃん」こと篠原有司
〒160-0022 東京都新宿区新宿2ー4ー9 tel:03-3352-3557 fax:050-3505-8561 営業時間:[平日]13:00~21:00 [祝祭日]13:00~20:00 定休日なし
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く