自律神経 安定のため 創造的・思考的な仕事は「勝負の時間」に 使います。「時間管理術」や「不安との向き合い方」を医学的な見地から見ていきたいと思います。いわゆるビジネス書、自己啓発書の類には時間管理に関する記述が多く見られますが、医学的な見地から「もっとも理にかなった時間管理術」というのは、ほとんど見たことがありません。 ぜひとも参考にしてほしいと思います。そもそも人間の体には、ものを考えるのに適した状態と、そうでない状態があります。交感神経が跳ね上がっている状態は、どう考えても思考には向きません。心拍数が高く、血管が収縮し、血流が悪くなっているので、脳に十分なブドウ糖が送られません。 おまけに呼吸が浅く、小刻みになっているので、集中力も低下しています。そんな状態で何かを考えようとしても、まったく脳は機能しません。 それとは逆に、副交感神経が優位で、交感神経がレベルダウンしている時間も、思