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ブックマーク / d4p.world (6)

  • 差別を正当化する妄想の寄せ集め――「在日特権」というデマ(安田浩一さん寄稿) - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    記事はノンフィクションライターの安田浩一さんによる寄稿記事です。 もはや都市伝説どころか、「神話」の域にまで達しているかと思いきや、一部ではまだ現実社会の“仕組み”として認識されていることに驚いた。 いわゆる「在日特権」のことである。 在日コリアンが日社会において優越的な権利を有しているというトンデモ説だ。 在日コリアンは公共料金の支払いを免除されている、大企業への就職に際し優先枠が設けられている、といったものから、政界を牛耳っている、はては日を支配しているといった、荒唐無稽な陰謀論までもが、いまだネット上にあふれている。 ネットで目にするだけではない。少し前にも、ヘイトスピーチをテーマとした行政主催による講演会の終了後、会場参加者の一人から「あなた(※筆者)が言うとおり差別はよくないと思うが、在日の人たちが特権を持っていることについてはどう思うのか」と真顔で訊ねられたことがあった。

    差別を正当化する妄想の寄せ集め――「在日特権」というデマ(安田浩一さん寄稿) - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    isgk
    isgk 2023/11/12
  • 不可解な「訂正」、立法事実はどこへ? 柳瀬参与員の「1年半で対面500件」難民審査、法務大臣発言は「可能」から「不可能」に - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    長年、入管や難民審査の問題を見てきた人々でさえ、連日「驚愕」するような事実が、入管法政府案の審議を通して明らかになってきている。5月25日、参院法務委員会で、難民審査参与員の柳瀬房子氏の、2年分の審査件数が明らかとなった。 2021年:全件6741件のうち1378件(勤務日数34日) 2022年:全件4740件のうち1231件(勤務日数32日) ※勤務日数のうち一日は、審査をしない協議会 難民審査参与員は、法務大臣に指名され、入管の難民認定審査(一次審査)で不認定とされ、不服を申し立てた外国人の審査(二次審査)を担っている。 参与員が111名いるにも関わらず、柳瀬氏は2022年、全件の4分の1以上を担当している。極端な偏りも問題だが、「丁寧な審査」とは言えない件数がここで露わになった。 単純計算した場合、柳瀬氏は参与員として1日あたり40件もの難民審査をしていたことになり、たとえ1日の勤務

    不可解な「訂正」、立法事実はどこへ? 柳瀬参与員の「1年半で対面500件」難民審査、法務大臣発言は「可能」から「不可能」に - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
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    isgk 2023/06/01
  • 更迭は「幕引き」ではない なぜ差別は繰り返されるのか? - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    記事では差別文言を記載している箇所がありますのでご注意ください。 2023年2月1日、岸田首相は衆院予算委員会で「(同性婚は)家族観や価値観、社会が変わってしまう課題。社会全体の雰囲気に思いを巡らせ判断」と発言しました。岸田首相に限らずこれまでも与党側からは「慎重に検討を重ねる」「理解を深めていく」という、事実上の「無回答」が繰り返されてきましたが、これではつまり、「マジョリティが“理解”するまで、マイノリティは不利益をこうむり続けろ」ということになってしまうでしょう。 この岸田首相の言葉に対し、「多くの世論調査では賛成の声が上回っている」「すでに変わってきている」という事実を示すことも大切なことではあります。ただ、人権は来、「マジョリティの賛成を根拠にしてマイノリティに認める」ものではない、という前提も忘れずにいたいと思っています。人権自体は「多数決」で決めるものではないからです。

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    isgk 2023/02/05
  • 【エッセイ】出自について - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    記事では実態をお伝えするために、差別文言を記載している箇所がありますのでご注意ください。 「民主主義とは、その政治家や政党を支持しない人、投票しなかった人、そもそも投票する権利さえない人たちの声とも大切に向き合うことだと思ってきました。(安倍氏の)国葬は、むしろそれとは真逆の選択ではないでしょうか」 7月24日(日)、TBSテレビ「サンデーモーニング」で、私はこうした趣旨の発言をしました。今も考えは変わっていません。公の場での発言には、当然ですが必ず責任が伴い、社会の中で批評や論評の対象になるものです。私のこうした発言にも様々な意見が寄せられましたが、中には「論評」とは言い難いものもありました。 東京・中野区議を務める吉田康一郎氏は自身のTwitterで、上記の私の発言をもって「(安田は)降板させるべき」と書き込んだ後、続く投稿では、私が過去に書いた記事を引用したうえで、こうコメントし

    【エッセイ】出自について - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
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    isgk 2022/07/28
  • 「真実を知るためなら、何でも行う」―ウィシュマさんについての「最終報告書」は何が問題か - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    今年3月6日、名古屋出入国在留管理局(以下、名古屋入管)の収容施設でスリランカ出身のウィシュマ・サンダマリさんが亡くなってから5カ月が経った。ようやく公表された「最終報告書」は、収容体制の根には切り込まず、表面的な対応の問題に終始するもので、入管側が選んだ「第三者」を入れるのみに留まった内部調査の限界が露呈した。名古屋入管で責任ある立場の幹部職員に下されたのも、軽微な「処分」のみだった。また、収容中のウィシュマさんの居室を映したビデオの開示方針も、遺族や代理人の求めていた形とはかけ離れるものだった。 疑問だらけの最終報告書 ウィシュマさんは英語教師を目指し、2017年6月に来日したものの、その後、学校に通えなくなり在留資格を失ってしまった。昨年8月に名古屋入管の施設に収容されたが、帰国できなかった背景には、同居していたパートナーからのDVと、その男性から収容施設に届いた手紙に、「帰国した

    「真実を知るためなら、何でも行う」―ウィシュマさんについての「最終報告書」は何が問題か - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    isgk
    isgk 2021/08/13
  • もうひとつの「遺書」、外国人登録原票 - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People

    幼い頃、母は私に月300冊もの絵を読み聞かせてくれていた。1日10冊、となると図書館で絵を選んでくるだけでも一苦労だったはずだ。ある時、珍しく仕事から早く帰ってきた父に、母に代わって絵を読んでもらおうとしたことがあった。飲店の店主だった父は、仕入れから店頭での調理に至るまで、忙しい日々を過ごしていた。この日もきっと疲れていただろう。それでも嫌な顔ひとつせず、私を膝に乗せてくれた。ところが、なぜか父はすらすらと絵が読めない。簡単に読めるような大きなひらがなのページでさえ、何度もつかえる。「もういい!」私はしびれを切らして、父の膝から立ち上がった。そして思わずこう、言ってしまった。「お父さん、日人じゃないみたい!」。父は少し困った顔をして、静かにただ、笑っていた。あの時の私はまだ、その言葉がどれほど残酷な響きであるかを知らなかった。 『国籍と「遺書」、兄への手紙』でも書いた通り、父

    もうひとつの「遺書」、外国人登録原票 - Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル)Dialogue for People
    isgk
    isgk 2020/12/13
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