開発本部 People Experienceチーム オンボーディング担当の久宗(@tignyax)です。 2025年もエンジニア新人研修を行いましたので、研修の概要と、講義資料および一部講義動画を公開いたします。 2025年のエンジニア研修について 新卒メンバーの研修の流れとしては、「人事全体研修→エンジニア研修→職能受入研修→配属先チーム研修」と進んでいきます。 エンジニア研修としては、4/21(月)~5/23(金)の期間で「講義実習」と「実践演習」の2フェーズで行われました。 本記事では、研修の概要と社外公開可能な資料および動画を紹介いたします。 コンセプト 今年のエンジニア研修のコンセプトは以下です。 エンジニアリング組織の新卒メンバーが エンジニアリング組織で仕事をする土台となる知識を学び、実践することができた エンジニアリング組織がどういう組織で、どんなチームがあるのかわかった
この分野の声が大きい人たちと同じように、私も生成AIシステムがソフトウェア開発にどのような役割を果たすのかについて大きな関心を持っています。LLM(大規模言語モデル)の登場は、アセンブラから最初の高水準プログラミング言語への移行と同じくらい、ソフトウェア開発を大きく変えると思います。その後に開発された言語やフレームワークは、抽象化のレベルや生産性を向上させましたが、プログラミングの本質に同じレベルのインパクトを与えるものではありませんでした。しかし、LLMには最初の移行と同程度のインパクトがあると思います。しかも、単に抽象化のレベルを上げるだけでなく、「非決定的なツールでプログラミングするとはどういうことか」という問いを私たちに投げかけています。 高水準言語は、新しいレベルの抽象化をもたらしました。アセンブラを使うときには、特定のマシンの命令セットを考える必要がありました。単純な操作でさえ
「mise」ってすごい使いやすいんですよ。 miseとは GitHubリポジトリの説明書きに 「dev tools, env vars, task runner」 と書かれているrust製のcliツールです。 この記事ではmiseヘビーユーザーの私が推したい生産性の上がる機能を紹介するので、miseを初めて知った人も、知ってるけど使ってないって人も、ぜひ一読してみてください。 ちなみに最近話題になりやすいAIツールのcliパッケージなどもmiseで管理できたりします。 推したい機能はこれです! ① タスクランナー(私が推したい機能No.1) 私はmiseにおいてはタスクランナーが一番便利な機能だと思っているので最初に紹介します。 タスクランナーはmise.tomlによく使うスクリプトをタスクとして定義しておいて、mise runコマンドで実行する機能です。 ※設定ファイルはグローバルで有効
Conventional Commits A specification for adding human and machine readable meaning to commit messages Conventional Commits 1.0.0 Summary The Conventional Commits specification is a lightweight convention on top of commit messages. It provides an easy set of rules for creating an explicit commit history; which makes it easier to write automated tools on top of. This convention dovetails with SemVer
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 目的 本稿では、DuckDBがもたらす新しいシステム設計の可能性を探ります。特に、2024年時点で主流な「スケールアウト」モデルを前提としたデータ処理システムから、よりシンプルで効率的な「スケールアップ」モデルが将来的に主流となり得る理由を説明します。また、DuckDBの技術的特性、注目されている理由、具体的なその用途についても詳しく解説します。 対象読者 ソフトウェアアーキテクト:システム設計や運用コストの最適化を検討している人 データエンジニア:アプリケーションデータやログデータなどの様々なデータセットを効率的に処理したい人 システ
概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Seven things I know after 25 years of development 原文公開日: 2025/01/27 原著者: zverok 日本語タイトルは内容に即したものにしました。 本記事は、私が2024年9月にEuRuKoカンファレンスで行ったキーノートスピーチを大まかに記事化したものです(スピーチの動画はこちらです)。残念ながら録画という形での登壇でしたが、それでも大変光栄なことでした。このテーマは私にとってとても重要なので、テキストで読みたい方のために、本記事で少々手を加えた形で公開することにいたしました。 私はかれこれ25年にもわたってソフトウェア開発に携わってきました。 そのうち20年間はメインの言語としてRubyを用いてきました。 私のRuby言語への貢献や、その他オープンソースへの貢献について
本記事では、2025年5月14日に開催されたオンラインイベント「【技術選定を突き詰める】Online Conference 2025」内のセッション「技術の総合格闘技、生成AI時代のフルスタック開発」の内容をお届けします。同セッションでは、Admit AIのKenn Ejima(@kenn)さんに、生成AIの進化で予想される開発体制の変化を踏まえた上で、同氏が見いだしたシンプルなソフトウェアアーキテクチャや、その背景にある考えをお話しいただきました。ぜひ本編のアーカイブ動画とあわせてご覧ください。 Kenn Ejimaさん:まずは自己紹介をさせてください。Xのアカウント名は「Kenn Ejima」で、米国ではこの名前で活動しています。自身の肩書きについて明確に定義するのは難しいのですが、最近は「Full Stack Entrepreneur」と名乗っています。これはフルスタックの考え方
Every software project includes a set of architecture decisions defining boundaries and constraints for further design and implementation. It’s important to document those decisions somehow or else a development team might not know which decisions where made and with which assumptions. Or they know the decision but are missing the context and the consequences and therefore decisions are blindly ac
5月のThoughtWorksのTechnology RadarでもADOPTされたADRという手法について、面白かったので、ざっくり自分なりに調べたメモです。 Technology Radarでは以下のように述べられています。 多くのドキュメントは、読みやすいコードとテストに置き換えることができます。しかし、進化的アーキテクチャでは、将来のチームメンバーの利益と外部の監督のために、特定の設計上の決定を記録することが重要です。Lightweight Architecture Decision Recordsは、重要なアーキテクチャー決定を、そのコンテキストおよび結果と共に取り込むための技法です。これらの詳細は、WikiやWebサイトではなくソース管理に格納することをお勧めします。そうすれば、コードと同期したままのレコードを提供できるからです。ほとんどのプロジェクトでは、この手法を使いたくな
本記事は、 DDD-Community-Jp Advent Calendar 2020の24日目です。 はじめに モデリング会では二週間に1回というペースでやっているので、どうしても前回までにしていた設計の内容を思い出すことが大変です1 そういった課題があったときにADRというものを知り、これはモデリング会のみならず普段の業務でも使えそうだと思い、試すことにしました。 ADRというのは Architecture Decision Records の略であり、その名のとおり、アーキテクチャの決定の記録です。 詳しい説明はこちらの記事が参考になります。 アーキテクチャの「なぜ?」を記録する!ADRってなんぞや? - Qiita ADRを導入するモチベーション 「はじめに」でも書いていますが、隔週ペースでやっている勉強会だと、前にやっていた内容を忘れてしまい、「どうしてこんな設計にしたんだっけ」
昨今の AI の進化を見ていると、自分が会社員のソフトウェアエンジニアとして仕事をできるのは、あと何年間だろうかと思う。 まだ 5 年はだいじょぶかもしれないけど、10年はもうもたないかもしれない。正直 15 年はかなり厳しい気がする。 いや、5年後ももはやわからない。 ここ 1,2 年の間に就職すれば、その会社で 5 年以上はまだ働けるかもしれない。 しかし 5 年後にソフトウェアエンジニアとして自分が就職できる働き口はほとんどない可能性は十分にある。 正直今までのぼくの考えとしては、ソフトウェアエンジニアという職種は、AI が進化していっていろんな職業がなくなっていっても、その AI を作るのはソフトウェアエンジニアなのだから、他職種よりかは相対的に安泰だと思っていた。 でもここ半年くらいは、自分のキャリアの最後までソフトウェアエンジニアとして生きることはないだろうと思い始めている。
グローバル設定、プロジェクトレベルの設定、テーマ、環境変数を使用してClaude Codeを構成する方法を学びます。 Claude Codeはニーズに合わせて動作を設定するための様々な設定を提供しています。インタラクティブREPLを使用する際に/configコマンドを実行することでClaude Codeを設定できます。 設定ファイル 新しいsettings.jsonファイル形式は、階層的な設定を通じてClaude Codeを構成するための公式メカニズムです: ユーザー設定は~/.claude/settings.jsonで定義され、すべてのプロジェクトに適用されます。 プロジェクト設定はプロジェクトディレクトリ内の.claude/settings.json(共有設定用)と.claude/settings.local.json(ローカルプロジェクト設定用)に保存されます。Claude Code
はじめに Anthropic といえば、最近はコード生成ツールが大きな話題になっていますよね。 AI企業アンスロピック、今年の売上高30億ドルに急増へ 売上高を牽引しているのはコード生成機能です。グーグルの親会社であるアルファベット([GOOGL.O](https://jp.reuters.com/markets/companies/GOOGL.O))や、アマゾン・ドット・コム([AMZN.O](https://jp.reuters.com/markets/companies/AMZN.O))が支援しているアンスロピックは、コンピュータープログラミングに特化した AI として知られています。 このコード生成機能を活用する際に使用するのが、CLI コマンドの claude です。このツールの完成度は非常に高く、最近ではコード生成時に積極的に利用するエンジニアも増えてきています。 この cla
生成AIツールが引き起こす新たな波によって、ソフトウェアの構築方法や、そのプロセスに携わる人々のあり方が変わりつつあります。この変革のまさに最前線にある手法が、自然言語でのプロンプトを通じて、AIに機能的なコードを生成させる「バイブコーディング」です。 最新の業界データによると、2023年までに開発者の半数近くがAIコーディングツールを導入済みであり、バイブコーディングプロジェクトによる効率性の大幅な向上が明らかになっています。バイブコーディングを採用すると、開発に対するハードルが下がりますが、その一方で、品質低下にもつながる可能性があります。AIは「バイブ(雰囲気)」、つまりおすすめのパターンを提供しますが、中にはそれを厳しく評価したり、十分に理解したりしようとせずに、そのまま採用してしまう開発者もいるかもしれません。 従来の開発アプローチは、特定のプログラミング言語や構文規則に大
経済産業省は、デジタル社会の実現に向けた重点計画(2024年6月21日閣議決定)に盛り込まれた「レガシーシステムモダン化委員会※」での議論(2024年7月~2025年3月)を基に、DXおよびレガシーシステムに関する問題と対処の方向性についてレポートを取りまとめました。 ※重点計画策定時には「レガシーシステム脱却・システムモダン化協議会(仮称)」と記載していましたが、その後、経済産業省、デジタル庁及び独立行政法人情報処理推進機構(IPA)を事務局とする「レガシーシステムモダン化委員会」として設置しました。 1.背景 経済産業省は、2024年度に、デジタル社会の実現に向けた重点計画の一環として、「レガシーシステムモダン化委員会」を設置しました。本委員会は、「2025年の崖※」を迎え、日本企業が直面するDX推進の障害となるレガシーシステムの現状を把握し、レガシーシステムに纏わる問題の明確化および
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