昨夕、猛烈な眠気が襲ってきて布団に入り、朝起きたら政権が変わっていた。騒がしくなる永田町とは対照的に、選挙カーがいなくなったこの町は静けさを取り戻すだろう。 僕にとっては、それがなにより大事なことかもしれない。いや、今回ばっかりは完全にそうと言えない。ほんの少しとはいえ、自分も政治に参加したことになったのだから。 とまあ、そんな感傷に浸って、僕ら若者にとって政治参加ってなんなんだろうなってことを、ちょっとだけ考えてみたりした。 21歳、と4ヶ月。成人してからとくに選挙という選挙がなかったため、選挙権を獲得して一年半してのはじめてを権利を行使する機会だった。 昔から決意していたこととして、人生で最初の選挙は、参政権を勝ち取った民主主義の歴史に敬意を表してなにかしら投票しようと決めていた。それに、一度手続き上の選挙を知っておけば、これ以降いざというときの決断が楽になるだろうな、という意識もあっ