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ブックマーク / readingmonkey.blog.fc2.com (4)

  • とても遅い読書:10年かけて読んだ本のこと 読書猿Classic: between / beyond readers

    タイトルは、実は正確ではなくて、当は読み出してから20年くらい経っているが、まだ読み終えてないがある。 読み終えてないだけなら、何冊だか分からないくらいあるが、自分としては割と前向きに(休み休みだが)読み続けているのに、まだ「終わらない」のである。 驚くような難解なではない。何しろ中身は対談でしゃべり言葉。メインにあたる著者は、これはちゃんとした書物というより「読み物」に近いと言っているほど、読みやすいである。 分量の方も多くない。多分、早い人なら数十分で、を読むのが遅い自分でも数時間もあれば読めてしまえるくらいのものだ。 実は読む通すだけなら、何度かしてる。 使い古された言葉で言えば、その度に「発見」がある。 もう少し正確に言うなら、その度に自分が読めてなかった箇所が見つかる。 それも、そう、そこかしこに。 最初から、「よおし、このは10年かけて読むぞ!」と意気込んだ訳でも、

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    islecape
    islecape 2010/06/19
  • 自分を壊さない調査の仕方/調べものはストレスフルだと知っておくこと 読書猿Classic: between / beyond readers

    知りたくもないことは、人がいろいろと教えてくれるが、自分が知りたいことが見つかった人は、同時にそれは独力で見つけなくてはならないことを知る。 あなたが知りたいことは、調べればわかることかもしれない。 調べても分からないことかもしれないが、それでも途中までは調べなければならない。 これもあまり人は言ってくれないことだが、調べものはストレスフルだ。 「上の人」は簡単に、「調べておきなさい」「自分で調べなさい」と言うが、その調べものがどれくらいの困難さを伴うかは、ふつう言ってはくれない。 「調査法」だとか「情報検索法」だとかいうは多いが(中にはもちろん有用なものもある)、ストレスの多寡や、調査中のストレスの取り扱い方(コーピング)については、ほとんど触れていない。 身近で小さめなストレスの例と、あまり体験することはないかもしれないが非常に大きなストレスの例をあげてみよう。 外国語を読む時、あな

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    islecape
    islecape 2010/03/14
  • マックスウェルの悪魔つかまえた?/自宅で作れる(?)エントロピー法則の「破り方」

    あのポピュラーサイエンス誌が137年分のアーカイブを無料でWebで公開してるという。 Search the PopSci Archives | Popular Science http://www.popsci.com/archives さっそく少年時代に魂を捉えて離さない「あの記事」を探してみた。 "Maxwell's Demon Comes to Life" Popular Science,June 1947, page 144-145 検索結果をクリックすると、何故だか164ページに出るので、スクロールしてページを戻ると、145ページにこの記事がある。 この記事のタイトルにもなっている「マクスウェルの悪魔 Maxwell's Demon」というのは、ぶっちゃけ分子の門番で、速い分子が来たときには門を開けて、おそい分子が来たときには門を閉じるような存在である。 すると、門のあっち側には

    マックスウェルの悪魔つかまえた?/自宅で作れる(?)エントロピー法則の「破り方」
  • 史上最大にして、最もささやかな宗教とその帰結:何故我々は満員電車で無視し合うのか?

    「みんながめいめい自分の神さまがほんとうの神さまだというだろう。 けれどもお互い他の神さまを信ずる人たちのしたことでも涙がこぼれるだろう」 (宮沢賢治『銀河鉄道の夜』初期形第3稿より) 人が、自分の生まれた村や町で一生を終えていた時代には(想像もつかないほど昔のことじゃない。時間にすれば、人類の歴史のうちほとんどがそうだった)、接する人たちは皆顔見知りで、村や町みんなで同じ神様を祭ったり拝んだりしていた。 コミュニティの中や近くにある岩やらトーテムを、コミュニティのみんなで拝んでおけば、自然と一体感がうまれてうまくいった。 これが原始的な宗教のかたちだった。 そして同じ神様を祭ったり拝んだりする人たちが、要するに「仲間」だった。 ところが、多くの人間が互いに大きく移動し合い、一人の人間がいくつもの集団に所属したり、見も知らぬ人の集まりがあちこちにできたりする時代となると、「同じモノを拝む奴

    史上最大にして、最もささやかな宗教とその帰結:何故我々は満員電車で無視し合うのか?
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