スタメン紹介では打者の最後で呼ばれたイチロー。姿を現す前から、スタンドからは大歓声が上がった 【Getty Images】 10年、いや、それ以上前のこと。 キャンプでは調整に徹し、開幕から「フォア・ザ・チーム」に考えを切り替えるのかとイチローに聞くと、答えは否だった。 「まずは自分。自分のことができなかったら、フォア・ザ・チームもなにもない」 その原点は、20歳の時の福岡遠征。開幕して間もない4月終わり、敗戦後のチームバスでうつむいていると、故・仰木彬監督の言葉に、価値観を揺さぶられた。 「負けたんで真っ暗なんですよね、空気が。僕も同じように空気読むじゃないですか。同じように頭を下げていたら、監督から、『イチロー、お前なに下向いてんだ? ヒット1本、二塁打を打って、お前はそれでいいんだ。勝ち負けはオレが責任を取るから。選手は自分のやることをちゃんとやれ』と言われたんです」 衝撃だった。真
今回はスピルバーグ監督、メリル・ストリープ&トム・ハンクス主演の『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』をご紹介します。1970年代の新聞社「ワシントン・ポスト」を舞台に描くこの物語、この顔ぶれだけを見ただけで、もう絶対にハズレなし!ってわかる作品ですが、その上、機密文書なんて、なんなの今の日本の話?!なんて思っちゃいますねー。違いますけど、違いますけど、ちょっと近い。ということで、まずはこちらをどうぞ! まずは「ペンタゴン・ペーパーズ」ってなんなの?って話から。 「ペンタゴン・ペーパーズ」というのは通称で、正式名称は「米合衆国のベトナムにおける政策決定の歴史1945-1966」。国防長官ロバート・マクナマラの指示で1967年に作られたもので、当時アメリカが深く関わっていたベトナム戦争、その実態が書かれた報告書です。映画は、執筆者の一人がその一部を外部に持ち出し、一枚一枚コピーしまくるとい
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