「デジタル家電は,パソコンになるのか?」 1年ほど前から,我々の編集部でしきりに議論の的になった話題がこれだ。かつてパソコンが標準部品の組み合わせで製造可能になり,台湾などのメーカーが世界市場を席巻したのと同様,いずれデジタル家電でも日本メーカーは海外勢に出し抜かれるのではないか。既に,極端な価格下落が多くのデジタル家電製品を見舞い,その一因として,半導体メーカーが用意したリファレンス・デザインを活用し,短期間で安価な製品を投入する海外メーカーの影がちらつく。この現状を直視し,デジタル家電市場の行く末を分析する記事を書くべきではないか。 何度も議題に上りながらも,この記事の企画はなかなか成立しなかった。デジタル家電が本当にパソコンの二の舞になるのか確証がなかったことはもちろんだが,それ以上に日本メーカーに不利な状況を回避する有効な対抗策がハッキリしないことが大きかった。実際,日本メーカーは
「スマイルカーブの底に沈んじゃうよどうしよう」という問題意識は,e-Life報告書以来,METIでさえ持ってる懸念であって,iPod nanoを引き合いにいまさら出されてもねぇ.ただ,軽薄短小といえば日本のお家芸で,それは摺り合わせが必要だからで,というロジックは終わってるんだろうな.iPod nanoは日本でも売れるだろうけど,海外メーカーのケータイやデジカメが馬鹿売れするようになったら,流石にまずいって気づくのかな. デジタル家電のモジュール化は規定路線でしょう,すぐにBy DesignやDellが20万円以下40インチ以上の薄型テレビを売るようになって,アキバのディープな店ではパネルを部品として売るようになるぜ.日本の産業にとってクリティカルなのは,この流れが自動車までいくかってことだ.燃料電池自動車って結局のところモーターとキャパシタと燃料電池の性能だからね.内燃機関と比べると非常
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