◇全日本剣道選手権:二刀流の山名六段が1勝 五輪書熟読 - 毎日jp(毎日新聞) 3日の全日本剣道選手権で、二刀流の山名信行六段が1勝。剣豪・宮本武蔵で知られる二刀流だが、69年を最後に出場が途絶えていた。 山名は全日本選手権1回戦で平尾泰(東京・警視庁)に延長24秒、左手の小太刀(竹刀)で小手を決めて勝利した。 京都府出身で小学3年から剣道を始め、北嵯峨高で国体出場。国際武道大(千葉県)に進学し、約400人いる剣道部員の中で「選手として生き残るためには、何かで抜きんでないと、と考え」、大学3年の春から二刀流に取り組み始めた。 戦後の学生剣道界では二刀流は異端視され、試合での使用が禁じられた。昭和初期に二刀流剣士が各地に現れ、好成績を残したことに「(一刀の)基本が脅かされる」との危機感が広がったためと言われる。全日本学生剣道連盟が解禁したのは92年。二刀流の普及、指導にあたる「二天