ブックマーク / danch-broadcasting.com (26)

  • 湘南の生きる伝説"CHATTY CHATTY" | Danch Broadcasting

    神奈川の南、湘南は「テクニカルスケートの総山」と呼ばれ、スケートボード界隈では特別な意味を持つ。いつの時代も驚異的な上手さの若手を排出し続ける湘南だが、その歴史を遡るとCHATTY CHATTYという伝説のクルーの存在が大きな影を落としている。今回はそんなCHATTY CHATTYが伝説たる所以を語る。 目次 湘南のローカルビデオ”CHATTY CHATTY” 王道なストリートスタイル 多方面で活躍するスキルフルなメンバー セガ前とCHATTY CHATTY HAPPYなCHATTY illustration by エノシマナオミ 湘南のローカルビデオ”CHATTY CHATTY” CHATTY CHATTYは湘南を拠点に活動するスケートボードクルー。だが、それは彼らの呼び名であると同時に彼らのビデオ作品の名前でもある。最初はただの「ローカルビデオ」だったCHATTY CHATTYだが、

    湘南の生きる伝説"CHATTY CHATTY" | Danch Broadcasting
  • YouTube×スケートボードの先駆け"SOUNDBOARDING" | Danch Broadcasting

    スケートボード界隈にYouTubeの波が押し寄せている。池田幸太や米坂淳之介といったトッププロのチャンネル開設、アツい若手をフックアップするLouis MoraやMDAスケーターの盛り上がりをはじめ、YouTube上のスケートボードコンテンツは枚挙に遑がない。しかし、10年以上も前からスケーターのリアルな姿を発信していたYouTubeチャンネル「SOUNDBOARDING(サウンドボーディング)」をご存知だろうか。今回は、そんなYouTubeスケートコンテンツの元祖であるSOUNDBOARDINGの魅力を語る。 目次 大阪ローカルのリアルを映したSOUNDBOARDING こだわりのBGM Vlogのレベルを超えた映像作品 未だ後続の現れない独自企画 未だ色褪せない”まっちゃん”のHow to 関西ローカルならではの味 illustration by エノシマナオミ 大阪ローカルのリア

    YouTube×スケートボードの先駆け"SOUNDBOARDING" | Danch Broadcasting
  • 未知の箱、コンテンツスタジオの中身はなんだろな

    「コンテンツ」という言葉を聞く機会は、2010年代後半から急激に増加した。そうした世の中のコンテンツ全盛時代に合わせ台頭した一つのビジネスモデルである「コンテンツスタジオ」。名前だけが一人歩きしているような印象も受けるこのコンテンツスタジオを解明し、時代の変化の糸口を考える。 目次 コンテンツスタジオとは 代表的なコンテンツスタジオ コンテンツスタジオのおもしろさ コンテンツスタジオに必要なものとは illustration by エノシマナオミ コンテンツスタジオとは コンテンツスタジオとは、その名の通りコンテンツを制作するスタジオのことである。しかしこの言葉が広まるようになったのは、コンテンツスタジオがただ制作のみを行う制作会社の役割を大きく逸脱したことに由来する。別名「ブランドスタジオ」と呼ばれたりもするこのコンテンツスタジオ。 まずはその成り立ちから紐解いていこう。 来のコンテン

  • スケートボードの固定概念をぶち壊し続ける表現者・FESN森田貴宏

    「オーリーさえなくなれば、スケートボードはもっと無限に広がる」と語り、スケートボードの新しい可能性を模索し続ける鬼才・森田貴宏。フィルマー、スケーター、スケートショップの運営者と様々な顔を併せ持ち、それぞれの活動で固定概念を覆し続ける彼のおもしろさに迫る。 目次 森田貴宏が壊すスケボーの当たり前 FESNで表現する独自の世界観 「オーリーはいらない」という哲学 類は友を呼ぶ、彼の周りの個性派 illustration by エノシマナオミ 森田貴宏が壊すスケボーの当たり前 森田貴宏はビデオプロダクション”FESN“(Far East Skateboard Network)を運営するスケートボードフィルマーだ。FESNは難易度の高いトリックの連続で構成される従来のスケートビデオを嘲笑うかのように、「スケートボードに乗って、滑る」ことに焦点を当てた作品を作り続けている。 Takahiro Mo

    スケートボードの固定概念をぶち壊し続ける表現者・FESN森田貴宏
    issey_sb
    issey_sb 2020/02/23
  • OFWGKTAの解体とその後に待ち受ける未来

    タイラー・ザ・クリエイター率いるアーティスト集団「OFWGKTA」。既存の価値観や様式を破壊し、2010年代前半を飛ぶ鳥を落とす勢いで成長して行った彼らは、成功を収めると同時にクルーの解体を始める。しかし彼らは解体してなお個々人のメンバーが成長を続けることで、クルー(=集団)としての概念すら破壊していった。OFWGKTAの解体の意味とは、そしてその後に我々が待ち受ける未来とは。 目次 OFWGKTAの成功と解体 OFWGKTAの正体 OFWGKTAという感情の共同体 我々はどこへ行くのか illustration by エノシマナオミ OFWGKTAの成功と解体 普通、雷が同じ場所に二度落ちることはないが、OFWGKTAには二度雷が落ちた。思春期の生意気な若者の集団として彼らは一度目を落とし、次に、ニュースクールをリードする成熟したアーティストとして二度目の雷を落とした。 「How Odd

    OFWGKTAの解体とその後に待ち受ける未来
  • 食のコンテンツ空間"ツカノマノフードコート"のおもしろさ

    2019年10月-2020年2月に期間限定で出現するのコンテンツ空間、ツカノマノフードコート。「」というコンテンツを中心に毎週異なるテーマのイベントが行われ、曜日によってメニューもスタッフも変わる異色な空間には、そのコンセプトに惹かれた者たちが集まる。実店舗という形をとった”カルチャーの共同体”のおもしろさを探ってみる。 目次 ツカノマノフードコートとは ツカノマノフードコートの刹那性 ツカノマノフードコートは「」のZINE ツカノマノフードコートが目指す”のレーベル” illustration by エノシマナオミ ツカノマノフードコートとは ツカノマノフードコートとは、古谷知華(ふるや ともか)がプロデュースする飲店で、神泉に2019年10月から2020年2月のまさに”束の間”だけオープンしている。しかし、ツカノマノフードコートは「のコンテンツ空間」と謳われているように、普

  • OFWGKTAが実現させた奇妙な未来

    タイラー・ザ・クリエイターが率いていたヒップホップクルー、OFWGKTA(通称オッド・フューチャー)。今は解体しているこのクルーだが、ヒップホップ、音楽、いや世の中は彼らの登場以前と以降で決定的に分かれる。OFWGKTAとは何だったのかを知ることは時代の現在地を知るきっかけになるだろう。詳細かつ味のある紹介を、待ち望んだあなたのために。 目次 OFWGKTA(Odd Future)とは OFWGKTAのメンバーたち OFWGKTAという感情の塊 OFWGKTAが世界に仕掛ける奇襲 OFWGKTA帝国の拡大 illustration by エノシマナオミ OFWGKTA(Odd Future)とは OFWGKTAのTumblrより OFWGKTAとは、Odd Future Wolf Gang Kill Them Allの略称であり、Odd Future(オッド・フューチャー)と呼ばれるヒップ

    OFWGKTAが実現させた奇妙な未来
  • 「VICEっぽさ」を考える

    ドラッグから音楽、性的マイノリティの話題から環境問題やグルメ、健康に至るまで様々なジャンルのコンテンツを扱うマルチカルチュラルメディア・VICE。扱うジャンルが多岐にわたるにも関わらず、VICEのコンテンツにはどこか共通する”VICEっぽさ”がある。感じることはできても、言語化することは難しい”VICEらしさ”の輪郭を探ってみる。 目次 VICEとは VICEのキャッチコピーとネーミング VICEのトガったコンテンツ VICE Japanのコンテンツ哲学 illustration by エノシマナオミ VICEとは VICE とはドラッグからテクノロジー、性的マイノリティから健康まで幅広いジャンルを彼ら独自の視点で切り取り発信するデジタルメディアだ。1994年にカナダはモントリオールで作られた16ページのパンク雑誌“VOICE”に端を発し、現在では世界37ヶ国に拠点を置く巨大メディアとなっ

    「VICEっぽさ」を考える
  • Aviencloudが表現する音楽×イラストの共鳴

    YouTube上で異彩を放つ音楽チャンネル「Aviencloud(アビエンクラウド)」。正体も所在も謎に包まれたこのチャンネルは、音楽イラストの組み合わせによって私たちに新しい出会いを届けてくれる。謎多きアビエンクラウドと、YouTube上の音楽プロモーションチャンネルの魅力を解明する。 目次 Aviencloudとは Aviencloudのおもしろさ センスで勝負するチャンネルたち illustration by エノシマナオミ Aviencloudとは Aviencloud(以下アビエンクラウド)とは主に音楽配信を行うYouTubeチャンネルだ。その特徴は、音楽が流れる背景にイラストが掲載されているところにある。アビエンクラウドの正体は不明だが、YouTube上の情報を辿るとどうやらドイツが拠点のよう。前述の音楽イラストを組み合わせた動画配信はもちろん、24h365日彼らがチョイス

    Aviencloudが表現する音楽×イラストの共鳴
  • 『コンビニ人間』が映し出す”普通”であることの不自然さ | Danch Broadcasting

    2016年に芥川賞を受賞した村田沙耶香の小説、『コンビニ人間』。18年間コンビニでアルバイトを続ける「普通」ではない「私」の視点を通すと、「普通」な世界は不思議に見える。「普通」なはずの私たちに疑問を投げかける奇作から、私たちの「普通」を考え直してみる。 目次 『コンビニ人間』とは あらすじ 変わらないものと変わるもの 「普通」と共通前提 コンビニ人間は特別か? illustration by エノシマナオミ 『コンビニ人間』とは 『コンビニ人間』は18年間コンビニでアルバイトを続ける「普通」が分からない女性を主人公とした小説だ。そして、そんな主人公がコンビニのアルバイトにこだわるのには理由がある。 朝になれば、また私は店員になり、世界の歯車になれる。そのことだけが、私を正常な人間にしているのだった。 村田沙耶香『コンビニ人間』文藝春秋、2016年 その理由とは、完璧なマニュアルと「こうあ

  • 『宮台教授の就活原論』から就活の歪さを考える

    「日の就職活動はおかしいー」実際の「就活」を通じてこう感じる人は多いだろうし、世間でもよく語られる話題だ。しかし、それらは大抵「新卒一括採用はおかしい」だとか、「みんなスーツを着て〜」「海外では〜」など、表面上の就活システム批判に過ぎないことが多い。一方で、就活をもっと根的な部分から批判しているのが宮台真司だ。 彼の著作『宮台教授の就活原論』は、就職活動界隈では言わずと知れた自己分析『絶対内定』のアンチテーゼとなる作品である。日の就職活動の歪さを浮き彫りにしながら、その歪な社会で生きていくために必要なヒントを提示している。『14歳からの社会学』より踏み込んだ正しい<社会>との関わり方を、「就活」に焦点を当てて紐解いてみよう。 目次 『宮台教授の就活原論』とは 仕事での自己実現 就活に蔓延る適職幻想 就活に自己分析は必要ない ホームベースの重要性 最終目的と選ぶ能力 illustra

    『宮台教授の就活原論』から就活の歪さを考える
  • スケートボードシーンにおけるオリンピックへの期待と不安

    スケートボードが2020年東京オリンピック競技に決まって以来、スケートシーンにおいては賛否両論様々な意見が飛び交った。そして、2020年を迎えオリンピックが近づく今、スケーターが抱いていた期待と不安はどのように変わっていったのか。それらを整理して、今一度スケートボードとオリンピックの関係性について考え直してみる。 目次 スケートシーンとオリンピック オリンピックへの期待 スケート文化へのディスリスペクト ストリートスケートの意義 image by エノシマナオミ スケートシーンとオリンピック 2016年8月、スケートボードが正式にオリンピック種目になることが決まった。オリンピック競技になることはスケートボードに注目が集まるということを意味するにも関わらず、スケーターは手放しに喜ばない。その背景にはストリートを重んじるスケートボード特有の文化や、スケートボードとは何なのか?という根的な問い

    スケートボードシーンにおけるオリンピックへの期待と不安
  • 『アマニタ・パンセリナ』とモラルの外側の話

    中島らものドラッグ・エッセイ、『アマニタ・パンセリナ』。大麻や覚醒剤、咳止めシロップ、シンナー、睡眠薬から毒キノコやガマガエルまで幅広い”ドラッグ”を扱っているが、書はただのドラッグ・カタログではない。中島らもが”ドラッグ”を通してたどり着いた「なぜ人は酩酊を求めるのか?」の答えに迫る。 目次 『アマニタ・パンセリナ』と『バンド・オブ・ザ・ナイト』 『アマニタ・パンセリナ』が越えたモラルの壁 踏み石理論の正当性 人がドラッグを求める理由 illustration by Issey 『アマニタ・パンセリナ』と『バンド・オブ・ザ・ナイト』 『アマニタ・パンセリナ』は、中島らもが自身の体験談や古今東西から集めたエピソードを基に、ありとあらゆるドラッグについて語ったドラッグ・エッセイだ。中島らもの「ドラッグ」についての著作というと、『バンド・オブ・ザ・ナイト』を思い浮かべる人が多いかもしれない。

    『アマニタ・パンセリナ』とモラルの外側の話
  • フリーランスの王とStockSunが切り開くカルチャー×共同体の時代

    アメリカでは2020年までに労働人口の50%がフリーランスになる」なんて言われているのに、日ではまだフリーランスとしての働き方は一般的ではない。そんな中”フリーランスの王”を名乗り、フリーランス文化を世に広めようとしているのがStockSun代表、株祐己だ。彼が創ったフリーランスネットワークStockSunには、フリーランスという生き方を良しとする「価値観」を持つ人々が集まる。実利とカルチャーが入り混じった新しい共同体の時代の芽吹きに迫る。 目次 フリーランスという生き方 フリーランス集団、StockSun 株祐己と年収チャンネル StockSunオンラインサロンの設立 illustration by Issey フリーランスという生き方 フリーランスの定義とは、どうやら「会社に所属することなく個人で仕事を請け負う働き方」らしい。しかし、自称「フリーランスの王」である株祐己の話を

    フリーランスの王とStockSunが切り開くカルチャー×共同体の時代
    issey_sb
    issey_sb 2019/12/28
  • AMVと、進化し深化するネットコミュニティ

    AMVの進化の背景には、それを当初から支えてきたコミュニティが存在する。そしてネットの発達、YouTubeの登場によってコミュニティは拡大する一方、激しい分散化も進んでいる。目まぐるしいスピードで発達(と呼べるかは分からない)していくAMVとそのコミュニティの海に飛び込む。 目次 AMVの現在地 AMV前史 現存するAMVコミュニティ AMVコミュニティ形成の変化 AMVコミュニティ乱立時代 その頃、地下で Illustration by エノシマナオミ AMVの現在地 まずは、こちらの動画を見て欲しい。画質の良さ、圧倒的なクオリティの編集まで含め家の映像を凌駕する勢いである。現在のAMVの一つの到達点を示す動画と言って良いだろう。 この動画は、書き出し作業だけで10時間かかっていることが概要欄で述べられているが、相当の労力を要するものであったことは想像に難くない。そして驚くべきは、この

    AMVと、進化し深化するネットコミュニティ
  • 大人になった今こそ読みたい『14歳からの社会学』

    『14歳からの社会学』は2008年に刊行された社会学博士・宮台真司の著作である。サブタイトルは「これからの社会を生きる君に」だ。そのタイトル通り、このは14歳という”子どもと大人のあいだ”にいる「君」に、<社会>との関わり方を説いている。2008年に14歳だった「君」はもう大人だし、世界も10余年の時を経て大きく変わった。しかし、時が経った今も宮台真司が発するメッセージは色褪せない。大人になった私たちは<社会>と正しく関われているだろうか?『14歳からの社会学』を通して、今一度見つめ直してみる。 目次 宮台真司の優しい名著『14歳からの社会学』 自由と尊厳 仕事と自己実現 感染動機 世界を感じること Illustration by エノシマナオミ 宮台真司の優しい名著『14歳からの社会学』 『14歳からの社会学』は14歳という”子どもと大人のあいだ”にいる「君」に語りかける口調で書かれて

  • 夜の東京を駆る謎多きスケートクルー、KP TOKYO

    夜と街はスケーターの大好物だが、東京の夜を代表するスケートボードクルーといえばKP TOKYOで異論はないだろう。しかし、その知名度と人気とは裏腹にKP TOKYOの正体は謎に包まれている。今、一番イケてる反社会派スケートボードクルー、KP TOKYOのカッコよさの正体に迫る。 目次 KP TOKYO “Straight Up Underground” KP TOKYOのメンバー 圧倒的ストリートスキル ミステリアス×カオス 街を駆けるカッコよさ ビジュアルで表現される”思想” Illustration by エノシマナオミ KP TOKYO “Straight Up Underground” KP TOKYOは名前の通り東京を中心に活動するスケートボードクルー。そのキャッチコピー、”Straight Up Underground”(正真正銘のアングラ)が指し示す通り、社会全体に喧嘩を売っ

    夜の東京を駆る謎多きスケートクルー、KP TOKYO
    issey_sb
    issey_sb 2019/11/30
  • 未完の問題作『ロカ』に横たわる"本当のこと" | Danch Broadcasting

    中島らもの急逝により未完結となった作品、『ロカ』。死を予期していたのではないかと思うほどに世界観が爆発しているこの問題作は、一切の”うわべ”がなく音に満ちている。彼が『ロカ』で伝えたかった”当のこと”とは何だったのだろうか。 目次 未完の近未来私小説『ロカ』 あらすじ 小歩危ルカを通して語られる中島らもの音 なかったことにされる現実 精神の緑内障 ヒマが世界を形作ってる いい文章の書き方 人間の役割と生と死 Illustration by エノシマナオミ 未完の近未来私小説『ロカ』 中島らもの小説には私小説が多い。彼の代表作のほとんどは私小説かエッセイであり、基的に過去の自分について書いている。しかし、中島らも最後の長編小説『ロカ』は一味違う。 「近未来私小説」と題されている通り、未来の自分を想像して描いたものなのだ。中島らもは52歳で亡くなったが、『ロカ』の主人公・小歩危ルカは6

    issey_sb
    issey_sb 2019/11/25
    中島らも
  • 著作から追う、中島らもが残した名言とパンチライン | Danch Broadcasting

    中島らもの作品には名言、もといパンチラインが多い。しかしそれは意図して書かれたというよりも、常に考えていたことが作品上に染み出してきたような、そんな印象を受ける。そんな彼の心に刺さる名文の数々を出典とともに紹介する。 目次 中島らもの著作に散在する名言 中島らもの思想が表れた名言 中島らもの生と死についての名言 中島らも自身について述べた名文 中島らもの美しい文章を味わう Image by エノシマナオミ 中島らもの著作に散在する名言 中島らもの著作には美しく、考えさせられるような文章が多い。しかしその美しい文章はちょっとしたところにサラッと書かれていたりして、なかなかどこに書かれていたか思い出すのが難しい。今回はそんな各著作に散在する、中島らもフレーバーあふれるフレーズの数々を集めてみたので紹介しようと思う。 中島らもの思想が表れた名言 中島らもの魅力の一つには、彼の独特な視点がある。住

  • タイラー・ザ・クリエイターが『FLOWER BOY』で迷い込んだ孤独のループ | Danch Broadcasting

    2019年、新アルバム『IGOR』が各方面から高い評価を得たタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator)。しかし彼がこのアルバムを作るためには、前アルバム『Flower boy』で行われた孤独の発散が必要だったのではないだろうか。「孤独」をテーマに作成されたアルバム『Flower boy』から『911 / Mr. Lonely』 に焦点をあて、彼がこの曲で描いた世界を解剖する。 目次 『Flower Boy』における孤独の発散 アルバムを象徴する一曲『911/Mr.Lonely』 Part1.「911」でのループ Part2.「Mr.Lonely」でのループ Image by エノシマナオミ 『Flower Boy』における孤独の発散 タイラーの4作目のアルバム『Flower Boy』は、それまでのタイラ・ザ・クリエイターの活動を考えた時に、とても異質なアルバムだった