[ニューヨーク 22日 ロイター] 大手決済機関のデポジトリー・トラスト・クリアリング・コープ(DTCC)によると、破たんした米リーマン・ブラザーズLEHMQ.PKのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS、推計4000億ドル)は、保証支払額が52億ドルとなり、一部が懸念していたほど大きくならなかった。 リーマンCDSは21日が決済日となっていた。清算価値が9%弱に決まっていたため、プロテクションの売り手側は3650億ドルの保証支払いを迫られるとの観測が市場では流れていた。 アナリストによると、ディーラーや一部ヘッジファンドなど主要な市場参加者はプロテクションの売りと買いを同時に行っていたため、利益と損失が相殺されたもよう。 DTCCは55兆ドル規模とされるCDS取引で清算の大半を行っている。
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