容疑者を含む9人が死亡したフィンランドの銃乱射事件の翌日には、YouTubeを調べても、Pekka-Eric Auvinen容疑者がかつてYouTubeユーザーだったことを示す痕跡はほとんどなかった。 YouTubeは迅速に対応し、事件の発生から数時間以内に、Auvinen容疑者のビデオとプロフィールページをサイトから削除した。暴力的な事件に対する、適切で評価できる対応だと評価する意見も多いが、ユーザーが事件について理解を深められるように、YouTubeには事件後もビデオの公開を続けてほしかったと考えている観測筋もいる。 「たしかに、こうしたビデオを不快に思う人は多いだろう」とカリフォルニア大学バークレー校で博士課程を修了した研究者のSonja Baumer氏は言う。その一方で、Baumer氏はこう警告する。「なぜ容疑者がこんなことをしたのか、その理由を一般の人々はどうやって知るのか? 人