嘉手納以南返還前倒し 政府検討 米と協議へ 政治 2010年5月27日 09時41分(1時間22分前に更新) 【東京】政府は、米軍普天間飛行場移設をめぐり、2006年に日米合意したロードマップ(工程表)に盛り込まれた嘉手納基地以南の土地返還などの沖縄の負担軽減策について、同飛行場の代替施設建設の目標とされる14年より前倒しで実現できないか検討していることが26日、分かった。併せて日米間で現在話し合っている在沖米軍訓練の県外移転拡充の先行実施も米側と協議したい考えだ。 06年の日米合意では、嘉手納以南の返還は、代替施設完成が条件とされている。 日本側は、5月末に向けた一連の対米交渉の中で、沖縄の負担軽減の早めの実行が地元理解を得るには欠かせないと判断。実務者協議の俎上(そじょう)に載せたい意向だ。 北沢俊美防衛相とゲーツ米国防長官との日米防衛相会談でも、実現可能性について意見交換したもようだ