4〜6月期の実質GDPが4四半期ぶりにマイナス成長に低迷し、景気後退が裏付けられた日本経済。消費者は値上げラッシュやガソリン高騰で節約志向を強め内にこもり、消費の現場では“異変”が相次ぐ。「縮む消費」が企業の業績を圧迫している。 ▼食品卸最大手の菱食によると、小麦高騰で値上げされたカップめんの今年上期の出荷は前年を下回ったが、同じように値上がりした乾めんのパスタは前年を上回った。1食当たりの値段は大きく変わらないが、ソースなどを工夫すれば割安でおいしい食事が味わえる。 「消費者の嗜好(しこう)は、家庭で料理する『内食』になっている。自分で作ったという満足感もある」と中野勘治社長。 ▼伊藤園では、家でお茶をいれて飲む人が増えたため、麦茶のティーバッグが前年比5割増の売れ行き。54パック入りが2リットル入りのペットボトルと同等の200円前後で、「お得感」は大きい。一方で、清涼飲料の売れ行
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