前回のコラムで「わいせつ裁判」についてふれた。「わいせつか芸術か」は時代を超えて話題になるネタだが、当然のことながら時代を新しくするたびに、その境界は曖昧になっていく。というか「わいせつ」という言葉は、100%主観的な情動を表現しているのであって、法律やらで基準をつくれるようなもんじゃない。辞書で定義する「わいせつ」は、おおよそ以下のようになる。 【わいせつ】(名・形動) (1)いやらしいこと。みだらなこと。また、そのさま。「—な行為」 (2)〔法〕 いたずらに性欲を興奮・刺激させ、普通人の正常な羞恥心を害し、善良な性的道義観念に反すること。また、そのようなさま。 たとえば、目の前を女性がノーパンで歩いていたとしても、スカートを着けていればなにも問題はない。だが、風のいたずらでスカートがめくれてノーパンのお尻が丸出しになったら「いやらしいこと、みだらなこと」になる。んなわきゃない。お尻が見
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