韓国で、毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8型)の家禽や渡り鳥への感染が疑われる地域が拡大している。 韓国農林畜産食品省によると、17日に全羅北道高敞(コチャン)郡のアヒル農場で初検出。同省は拡大防止のため、同郡から畜産業従事者や家禽類の移動を数時間禁じた。また、これまでに150万羽以上の家禽を処分、今後さらに100万羽以上の処分を行うという。 同農場は渡り鳥がよくとまる貯水池の南西15kmに位置しており、韓国政府は渡り鳥が拡散させたとみている。 H5N8型ウイルスはヨーロッパやアメリカで検出された例はあるが、韓国で検出されたのは初めて。同省によると、同型ウイルスが人に感染した例はないという。 【旧正月連休後に全国に拡散するおそれ】 韓国で鳥インフルエンザが検出されたのは、600万羽以上の家禽が殺処分された2011年以来となる。 韓国では旧正月連休(1月30日~2月2日)に