【北渓井坑跡】 日本最初の洋式炭坑の坑口。慶応4年(1868)、長崎港に入る外国蒸気船の燃料として高まった石炭需要を受け、肥前藩とトーマス・ブレイク・グラバーが共同開発を始めました。翌年、イギリス人技師・モーリスを招き、日本最初の蒸気機関による洋式炭坑として出炭開始。当時は1日に300トンを出炭し、明治9年(1876)まで稼動していました。市指定史跡。 【旧グラバー住宅】 英国人貿易商トーマス・ブレイク・グラバーの住居として、文久3年(1863)に主屋を建設。現存する日本最古の木造洋風建築で、上から見た屋根の形が四つ葉のクローバー型なのが特徴的です。グラバーは、ここを拠点に幕末期、薩長両藩などを支援していました。現在は、グラバーと妻・ツルの写真やグラバー愛用のステッキなどが展示され、一般公開されています。国指定重要文化財。 小菅修船場(ソロバンドック) 船の修理や造船を目的に薩摩藩と