川崎市バスで運転手が運行経路を間違えるなどのトラブルが続発している。 市交通局によると、6月以降、計11件の運行ミスが発覚。ほかの自治体バスに比べても異例の多さで、利用者からは「きちんと目的地に行くのか」といった不安の声が上がっている。 同局運輸課によると、11件のミスのうち10件は運行経路の間違い。 このうち、上平間営業所(中原区)管内で6月6日に起きたケースでは、運転手が営業所に連絡しないで独断で正規のルートに復帰。その際、停留所1か所を停車し忘れたにもかかわらず、同営業所は同局に「すべて停車した」と虚偽の報告をしていた。 さらに15日のケースでは、同営業所は同局に報告すらせず、同局は乗客からの苦情で初めて事態を把握した。 川崎市では、市直営と民間会社委託の2系統で市バスを運行。計約600人の運転手がいる。一方、委託を含めて約2000人の運転手を抱える横浜市営バスで、昨年度の運行トラブ